かかとが痛い症状に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
RICE処置や消炎鎮痛剤の使用があります。
かかとの痛みの原因によってとるべき対処法が変わってきます。
ただし、安易な判断による対処は症状を悪化させる場合もあり、強い痛みがある場合には早めに一度診断を受けましょう。
①ケガをした直後から痛みが強まった場合
転んだ、ぶつけたなど強い力がかかったケガをしたことが原因でかかとの痛みが始まった場合には、応急処置を行います。
応急処置の基本はRICEとよばれ、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上)を行います。特にケガをした直後は内出血による腫れが悪化しやすいため、患部を包帯で圧迫しながら氷袋で冷やし、心臓より高い位置にあげて安静にします。15分ほど行うことで、少し痛みが緩和してくることが多いです。
②はっきりとしたケガをしていない場合
ぶつけた・捻ったなどの明らかなケガをした記憶が無い場合も多くみられます。特に多いのは慢性的な刺激がかかとに加わることによって生じる場合で、代表的なものに足底腱膜炎という病気があります。
特定の作業や運動をしたあとに痛みが出やすい場合には、それを避けて生活をすることで徐々に改善していく場合が多いです。しかし、すぐには効果が現れませんので、しばらくの間は市販のものでも良いので消炎鎮痛剤の飲み薬や塗り薬を試してみましょう。
ふくらはぎや足のストレッチが有効な場合や、足にフィットしたスニーカーなど安定性の高い靴に変えることで症状がやわらぐ場合もあります。これらを組み合わせていくことが大事となります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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