かかとが痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/09/03
「かかとが痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
かかとが痛むという症状について「ユビー」でわかること
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「かかとが痛む」はどんな症状ですか?
かかとが痛むとは
「かかとが痛む」に関連する主の病気には、乾癬性関節炎などがあります。
「かかとが痛む」に関連する症状はありますか?
「かかとが痛む」のQ&A
- A.
かかととは足の裏の最も後ろ側にある部位です。この部位に痛みを感じることを「かかとが痛い」と言います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとは、足の中でも最も後ろにあります。一般的には、土踏まずより後ろの部分を指し、「かかとが痛い」と言う時には、足の裏の痛みを指す場合と、かかとの後ろの痛みを指す場合があります。
かかとには、歩行や着地の際にとても大きな力がかかります。このため、多くの病気では、歩く時やスポーツの際に痛みを感じ、安静にしている時の痛みは弱いことが多く、また、特定の靴を履いている時だけ痛みを感じる場合もあります。
安静にしていても強い痛みを感じる場合には、痛風や細菌感染症といった炎症が関わる病気が原因となっている可能性が考えられ、また、痛みのほかにしびれを感じることもあります。この場合は、神経の病気が原因として疑われます。 - A.
急に強い痛みが始まった場合や、長い間改善しない場合には整形外科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとに急に強い痛みが始まった場合や、痛みが長い間改善しない場合には整形外科を受診しましょう。
「強めに着地をしてから」「足をひねってから」痛みが強まったなど、怪我のきっかけがあってから強い痛みが強まった場合には骨折や靭帯損傷などの可能性があります。治療しないと症状が悪化することもあるため、早めに受診しましょう。
痛みとともに腫れや赤み・熱が始まった場合には、細菌感染症が原因であり抗生物質による早めの治療が必要になる場合があります。同じような症状で痛風発作の場合もあり、その場合には鎮痛剤が有効です。
強い痛みではなくてもかかとの痛みが長い間改善しない場合には、負担のかかる作業や運動を避けたり、靴を変えたりする必要があることがあります。正確な診断や対応のためにも一度整形外科を受診しましょう。 - A.
整形外科を受診しましょう。「怪我をしてから痛い」「赤みや熱を持っていて痛い」などの症状があれば早めに受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとが痛む場合、整形外科を受診しましょう。受診の目安は以下の通りです。
怪我をしてから痛みが生じた場合
「強めに着地をしてから痛むようになった」「足をひねってから痛むようになった」など、怪我のきっかけがあってから痛みが始まった場合には、骨折や靭帯損傷などの可能性があります。腫れと内出血があればより可能性が高いです。治療しないと怪我が悪化することもあるため、早めに受診しましょう。
痛み以外に赤みなどの症状がある場合
患部が腫れや赤み、熱を持っている場合には、細菌感染が原因となる病気の可能性があります。抗生物質による早めの治療が必要な場合がありますので、放置せずに受診しましょう。特に糖尿病の方は注意が必要です。
その他の場合
上記以外の場合でも、痛みやしびれがだんだんと強まっている場合には、正確な診断や対応のため一度整形外科を受診しましょう。
- A.
RICE処置や消炎鎮痛剤の使用があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとの痛みの原因によってとるべき対処法が変わってきます。
ただし、安易な判断による対処は症状を悪化させる場合もあり、強い痛みがある場合には早めに一度診断を受けましょう。①ケガをした直後から痛みが強まった場合
転んだ、ぶつけたなど強い力がかかったケガをしたことが原因でかかとの痛みが始まった場合には、応急処置を行います。
応急処置の基本はRICEとよばれ、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上)を行います。特にケガをした直後は内出血による腫れが悪化しやすいため、患部を包帯で圧迫しながら氷袋で冷やし、心臓より高い位置にあげて安静にします。15分ほど行うことで、少し痛みが緩和してくることが多いです。②はっきりとしたケガをしていない場合
ぶつけた・捻ったなどの明らかなケガをした記憶が無い場合も多くみられます。特に多いのは慢性的な刺激がかかとに加わることによって生じる場合で、代表的なものに足底腱膜炎という病気があります。
特定の作業や運動をしたあとに痛みが出やすい場合には、それを避けて生活をすることで徐々に改善していく場合が多いです。しかし、すぐには効果が現れませんので、しばらくの間は市販のものでも良いので消炎鎮痛剤の飲み薬や塗り薬を試してみましょう。
ふくらはぎや足のストレッチが有効な場合や、足にフィットしたスニーカーなど安定性の高い靴に変えることで症状がやわらぐ場合もあります。これらを組み合わせていくことが大事となります。 - A.
アキレス腱伸ばしなどの足首のストレッチが有効です。肥満や平らな靴の使用にも気をつけましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとの痛みの原因となる病気で最も多いのは足底腱膜炎です。足底腱膜炎は、肥満や扁平足、足首の固い方がなりやすい病気です。そのため、普段から体重増加に気をつけることや、アキレス腱伸ばしなどの足首のストレッチを取り入れることが有効な対策になります。
また、かかとにかかる負荷を減らす上では靴の選択も重要です。特にフラットシューズのような平らな靴は履きすぎないようにしましょう。インソールの使用で、かかとへの負荷を減らすことも期待できます。
上記の対策は、足底腱膜炎に限らず、運動刺激の繰り返しが原因となる多くのかかとの病気の予防につながります。 - A.
心理的なストレスが原因でかかとが痛くなることはほとんどありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心理的なストレスだけが原因でかかとが痛くなることはほとんどありません。
かかとが痛くなる原因にはいくつか種類がありますが、ぶつけた・捻ったなどの明らかなケガをした記憶が無い場合も多くみられます。特に多いのは慢性的な刺激がかかとに加わることによって生じる場合で、代表的なものに足底腱膜炎という病気があります。
習慣的に走る・跳ぶなどの刺激が加わることによっておこる場合が多いですが、長時間におよぶ不良姿勢での作業などが繰り返しかかとに刺激を与えることで起こる場合もあります。このような作業や仕事は精神的なストレスにつながる可能性もあります。
また、足底腱膜炎は一度なってしまうと完治するのに数ヶ月単位の時間を要する場合があり、これが重度なストレスの原因になってしまう場合もあります。このようにかかとの痛みとストレスには全く関係が無い訳ではありません。 - A.
怪我や炎症、足底腱膜炎などの病気の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る怪我や炎症、足底腱膜炎などの病気の可能性があります。これらの病気では、かかとの横を押すと痛みを感じます。
骨折
スポーツや転倒、転落の後に強い痛みが始まった場合には、かかとの骨(踵骨)の骨折の可能性があります。かかとのすぐ上にある距骨(きょこつ)という骨の骨折でも、近い場所が痛くなる場合があります。
細菌感染症、痛風、関節リウマチ
かかとのまわりに炎症を起こす病気には、細菌感染症や痛風、関節リウマチがあります。これらの病気では、腫れや熱とともに安静にしていても痛みがある場合が多いです。
足底腱膜炎
かかとの痛みの原因として最も多いのは足底腱膜炎です。足底腱膜は、足の裏に広く拡がる構造であるため、押した際に痛む場所が病状によって個人差があります。内側のかかとに近い場所を押して痛い場合には、この病気の可能性があります。
- A.
かかとの痛みは、更年期と関係がある可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る更年期の女性では、若い方と比べて関節の不調が起こりやすくなります。主な症状としては、動かした際の痛みや朝起きた際の関節のこわばりといった症状であり、足が痛くなる場合もあります。原因ははっきりとはしていませんが、女性ホルモンの変動が関係しているとされています。
また、40~60歳の方に多いかかとの痛みを生じる病気には、足底腱膜炎があります。この病気は、歩くときにかかとに痛みを感じる病気のうち、一般的に最も多いものです。
治るのに時間を要する場合もありますが、適切な加療や靴やインソールの調整で症状が軽くなることが多いため、かかとの痛みが続く場合には整形外科を受診してみましょう。 - A.
はい。痛風でかかとの痛みが見られる場合もあります。
解説かかとの痛みと痛風には、関係がある場合があります。
痛風とは、尿酸が関節の中で結晶を作ることで炎症が起こり、痛みが生じる病気です(詳しくはこちら)。尿酸値が高い方が、カロリーの高いものを摂取したり、水分が不足したりした際に起こることが多いです。
痛風で痛みが見られる場所として、最も代表的なのは足の親指の付け根ですが、かかとを含む全身の関節で炎症が起こる可能性があります。
痛風の場合、急激に強い痛みが始まり、かかとが熱をもって腫れることが多いです。ただし、細菌感染症や関節リウマチなどとの区別がつきにくいこともあるため、このような症状が見られた際は、病院を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames L. Thomas, et al. The Diagnosis and Treatment of Heel Pain: A Clinical Practice Guideline–Revision 2010. CLINICAL PRACTICE GUIDELINE. 2010, 49, S1-S19.
日本痛風・核酸代謝学会.“高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン ダイジェスト版”.痛風・尿酸財団.https://www.tufu.or.jp/pdf/guideline_digest.pdf,(参照 2024-06-11).
Emine DURAN et al. The frequency of Achilles and plantar calcaneal spurs in gout patients. Turk J Med Sci. 2021, 51, 1841–1848. - A.
最も多い原因として足底腱膜炎という病気があります。ストレッチや靴の調整、インソールの使用が有効です。
解説歩くときにかかとに痛みを感じる場合の多くは、繰り返す運動刺激が原因となる病気です。足底腱膜炎やアキレス腱付着部症、踵骨疲労骨折などがあり、最も多いのは足底腱膜炎です。
足底腱膜炎は、肥満や扁平足、足首の固い方がなりやすい病気です。そのため、普段から体重増加に気をつけることや、アキレス腱伸ばしなどの足首のストレッチを取り入れることが有効な対策になります。
また、かかとにかかる負荷を減らす上では靴の選択も重要です。特にフラットシューズのような平らな靴は履きすぎないようにしましょう。インソールの使用で、かかとへの負荷を減らすことも期待できます。
このような対策は、足底腱膜炎に限らず、運動刺激の繰り返しが原因となる多くのかかとの病気の予防につながります。
一方、運動や転倒が原因で、ある時点から急に強い痛みが始まった場合には、かかとの骨折やアキレス腱の断裂を起こしている場合もあります。強い痛みがあって歩きにくいような場合には、まずは病院を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames L. Thomas, et al. The Diagnosis and Treatment of Heel Pain: A Clinical Practice Guideline–Revision 2010. CLINICAL PRACTICE GUIDELINE. 2010, 49, S1-S19.
E.K. Agyekum, et al. Chin J Traumatol. 2015, 18(3), 164-169. - A.
アキレス腱の異常、かかとの骨の異常、痛風など関節の炎症が原因として考えられます。
解説かかとの後ろが痛い場合には、以下のような病気が痛みの原因として考えられます。
アキレス腱損傷
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつないでいる腱です。この腱はスポーツなどが原因で損傷すると、強い痛みを生じます。完全に断裂してしまった場合には手術が必要となる場合があります。
アキレス腱付着部症
アキレス腱がかかとにつながる付着部は、歩く・走るなどで足の筋肉が収縮すると強くひっぱられます。これらの力が繰り返し加わることでアキレス腱付着部に炎症が起こり、痛みが長引く原因となります。労働やスポーツによる使いすぎ、合わない靴の使用などが発症の原因になります。
Sever(シーバー)病
活発に運動する10〜14歳くらいの男の子に起こることが多い病気です。成長段階にあるかかとの骨には脆弱な部分があり、スポーツによる負荷が繰り返されることでこの部分が傷つく病気です。
踵骨疲労骨折
長期間にわたってかかとへの負荷が繰り返されることで、負荷が蓄積して骨折を起こす病気です。長距離ランナーの方などによく見られます。骨粗鬆症が関係する場合もあります。
痛風
痛風では、足の指の付け根に急な痛みが生じることが多いですが、かかとに関節炎が起こる場合もあります。尿酸値が高い方で、水分が不足すると起こりやすいです。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJames L. Thomas, et al. The Diagnosis and Treatment of Heel Pain: A Clinical Practice Guideline–Revision 2010. CLINICAL PRACTICE GUIDELINE. 2010, 49, S1-S19.
Raju Vaishya, et al. Haglund’s Syndrome: A Commonly Seen Mysterious Condition. Cureus. 2016, 8, e820.
日本足の外科学会.“アキレス腱付着部症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/medical/download/pamphletakiresudr.pdf,(参照 2024-06-11).
Mohamad Y. Fares et al. Sever’s Disease of the Pediatric Population: Clinical, Pathologic, and Therapeutic Considerations. Clin Med Res. 2021, 19, 132–137. - A.
足底腱膜が炎症を起こすことで痛みが生じる病気です。かかとの痛みの原因の中では最も多い病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足底腱膜炎とは
足の裏には、かかとの骨と足の指をつなぐ厚い膜構造があり、これを「足底腱膜」と言います。足底腱膜炎とは、この足底腱膜が炎症を起こすことで痛みが生じる病気で、「足底筋膜炎」とも呼ばれます。
長時間の立ち仕事やランニングなどで何度も同じ動きを反復することで、かかとへのダメージが蓄積して炎症が起こります。
かかとの痛みの原因の中では最も多い病気です。足底腱膜炎の症状
安静にしていた後、動き始めた際に強い痛みを感じることが多いです。朝起きた後の初めの一歩や、椅子に長時間座っていた後の歩き出しの痛みが強いのが特徴です。
足底腱膜炎については、こちらのQ&Aでも解説をしています。 - A.
呼び方が異なるだけで、どちらも同じ病気を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」は、呼び方が異なるだけでどちらも同じ病気を指します。
足底腱膜炎とは
かかとから足の指先まで、足の裏をつなぐ膜状の構造を「足底腱膜」と呼びます。この膜が傷つくことでかかとに痛みが生じる病気が足底腱膜炎です。日本足の外科学会では、「足底腱膜炎」という呼称を用いることを表明しています。
ただし、一般的にはまだ「足底筋膜炎」という呼ばれ方をすることも多いです。 - A.
関節に炎症を起こす病気の中には内臓にも影響が出るものがあります。また、心臓病や腎臓病のために足がむくんだ時にかかとの痛みを感じることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る全身の関節に炎症を起こす病気が原因でかかとの痛みが起こる場合があります。代表的な病気としては関節リウマチや痛風があり、いずれも内臓の不調につながることがあります。
関節リウマチ
関節リウマチは様々な関節に炎症を起こし、腫れや痛みを生じます。かかとに症状が出ることもあります。
また、内臓や血管にも炎症を起こすことがあり、肺や心臓、胃腸や腎臓にも不調を生じる場合があります。
特に肺の炎症による間質性肺炎は、関節リウマチと合併することが比較的多いとされます。初期には症状がほとんど無くても、だんだん息切れを起こしやすくなる場合があります。痛風
痛風は、体の中で尿酸が結晶となって炎症を起こすことで、腫れや痛みを引き起こす病気です。かかとに症状が出る場合もあります。
尿酸の結晶は血管を傷つけ、腎臓や心臓、脳の血管にも不調をきたす場合があります。特に腎臓の機能低下は比較的生じやすいとされ、注意が必要です。
上記の他にも、足のむくみが強くなった際にかかとに痛みを感じる場合があります。足やかかとは重力の影響を受けやすいため、むくみの影響が出やすい場所と言えます。
特に全身のむくみは、内臓の不調に関わって生じることがあります。全身のむくみの原因としては、心臓や腎臓、肝臓の機能が低下する病気が考えられます。 - A.
繰り返す運動刺激や急性外傷、神経の圧迫や炎症などいくつかの原因があります。病気で最も多いのは足底腱膜炎です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとの痛みの生じ方には、原因によっていくつかの種類があります。
痛みの生じ方や、痛みを引き起こす原因となる病気は、以下の通りです。繰り返す運動刺激による傷害
長い距離を歩いたり、長い時間にわたって運動を行ったりすることで、意識せずしてかかとには大きな力がかかり続けます。このかかとに継続してかかる力によって病気が生じます。
足底腱膜炎
足の裏でかかとと指をつなぐ腱膜である「足底腱膜」が傷つくことで痛みを感じます。かかとの痛みの原因で最も多い病気です。
アキレス腱付着部症
アキレス腱のうち、かかとにつながる部分が傷つくことで痛みを感じます。重度になると、アキレス腱が断裂してしまうこともあります。
踵骨疲労骨折
長期間にわたってかかとへの負荷が繰り返されることで、負荷が蓄積して骨折を起こす病気です。長距離ランナーの方などによく見られます。骨粗鬆症が関係する場合もあります。
Sever(シーバー)病
活発に運動する10〜14歳くらいの男の子に起こることの多い病気です。成長段階にあるかかとの骨には脆弱な部分があり、スポーツによる負荷が繰り返されることでこの部分が傷つく病気です。
急性外傷
踵骨骨折
かかとの骨が骨折することは少なくありません。特に高い場所から飛び降りてかかとで着地した際に骨折する場合が多いです。かかとに強い痛みや腫れ、内出血といった症状が起こります。
神経の圧迫
足先へ向かう神経が傷つくことで起こります。痛みとともにしびれがある場合や、かかと以外の部位(足の指や足首など)にも痛みを感じる場合に疑われます。
足根管症候群
足裏の広い範囲で痛みやしびれを感じます。内くるぶし周囲で神経が圧迫されることによって発症する病気です。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
いずれの病気も、足に向かう神経が腰の近くで圧迫されることによって足の痛みやしびれを感じます。腰痛がある場合や、かかと以外の部位にも痛みやしびれを感じる場合に疑われます。
細菌感染症や関節炎による炎症
かかとの周りが腫れや赤み、熱を持っている場合には、細菌感染症やリウマチのような関節炎の可能性を考えます。
細菌感染症
足は細かい傷がつきやすく、また心臓から離れていて血の流れが悪いことから、細菌感染症にかかりやすい部位です。糖尿病がある方は特に注意が必要です。治療には抗生物質が必要になります。
痛風
痛風では足の指の付け根に急な痛みが生じることが多いですが、かかとに関節炎が起こる場合もあります。尿酸値が高い方で、水分が不足すると起こりやすいです。
関節炎
かかとに限らず他の関節も痛くなる場合、リウマチや脊椎関節炎の可能性があります。いずれも血液検査などを実施して診断を行います。
かかとが痛むという症状はどんな病気に関連しますか?
かかとが痛むという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【高尿酸血症】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科