乳幼児突然死症候群の原因は何がありますか?
乳幼児突然死症候群は体の未熟さ、危険な睡眠環境、発達時期などが重なり起こると考えられます。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因はひとつではなく、赤ちゃんの体の未熟さ、危険な睡眠環境、発達の時期が重なって起こると考えられています。
SIDSは、はっきりした単一の原因がある病気ではなく、「トリプルリスク仮説(3つの条件が重なると発症しやすいという考え方)」で説明されます。まず、ひとつ目は赤ちゃん自身の要因です。脳幹(呼吸や目覚めを調整する脳の部分)に未熟さや機能の弱さがあると、酸素が不足したり二酸化炭素が増えたりしたときに目覚める反応が起こりにくくなります。早産(予定より早く生まれること)や低出生体重(出生時の体重が小さいこと)、最近の呼吸器感染(風邪など)も関係するとされています。
2つ目は環境要因(睡眠環境)です。うつぶせ寝や横向き寝は気道(空気の通り道)がふさがれたり、吐いたものを吸い込んだりする危険があります。また、柔らかい布団や枕、ぬいぐるみ、体が熱くなりすぎる環境、添い寝(同じ寝具で寝ること)、たばこの煙もリスクを高めます。
3つ目は発達の時期です。特に生後2~4ヶ月頃は呼吸や覚醒(目を覚ます働き)の調節がまだ未熟なため、リスクが高くなると考えられています。
さらに、妊娠中の喫煙、若年出産(20歳未満)、妊婦健診不足、アルコールや薬物使用、家族歴(家族に同様の例があること)なども関連が指摘されています。
SIDSは完全に防ぐことは難しいですが、安全な睡眠環境を整えることでリスクを減らすことが重要です。
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(参考文献)
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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