間質性膀胱炎の原因は何がありますか?
原因はまだはっきりしていません。膀胱を守る粘膜の障害や免疫の異常などが考えられています。
間質性膀胱炎の原因は、現在のところはっきりと解明されていません。
研究が進み、昔使われていた「間質性膀胱炎」は膀胱の内側に「ハンナ病変」と呼ばれる赤くただれたような特徴的な部分がみられるものを「間質性膀胱炎(ハンナ型)」、ハンナ病変がないものを「膀胱痛症候群」と区別します。これら間質性膀胱炎(ハンナ型)と膀胱痛症候群では病気の性質が違うため、原因も異なると考えられています。
間質性膀胱炎(ハンナ型)では、膀胱に強い炎症が慢性的に続いており、特に免疫系の反応が異常に高まっていることがわかっています。なぜ免疫の反応が高まるのか、その理由はまだ研究段階です。自己免疫疾患(自分の体を自分の免疫が攻撃してしまう病気)を持つ方がなりやすいともいわれています。一方、膀胱痛症候群では膀胱に炎症はみられず、アレルギー反応や神経の感受性が高まって知覚が過敏になることで、痛みや尿意が起こるのではないかと考えられています。
このほか、膀胱の内側を覆って尿の刺激から膀胱を守っている粘膜(バリア)の働きが低下し、尿の成分が膀胱の組織にしみ込む、尿の中に膀胱に有害な物質が混じっている、といった説もありますが、主な原因とは考えにくいとされています。
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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