「間質性膀胱炎」とはどのような病気ですか?

膀胱に慢性の痛みや不快感があり、頻尿や強い尿意を伴う病気で、いまだに正確な原因は不明です。

間質性膀胱炎は、膀胱に関連する慢性の痛み・圧迫感・不快感があり、頻尿や強い尿意などの症状を伴い、ほかに似た症状を起こす病気がない状態をいいます。

膀胱炎と異なり、膀胱の痛みや違和感・不快感は、尿を溜めた時に強く感じ、尿を出すことによって改善することが特徴です。また、細菌が原因の膀胱炎とは異なり、抗菌薬では治りません。

診療ガイドラインでは「間質性膀胱炎・膀胱痛症候群」とまとめて呼ばれ、膀胱の内側に「ハンナ病変」と呼ばれる赤くただれたような特徴的な部分がみられるものを「間質性膀胱炎(ハンナ型)」、ハンナ病変がないものを「膀胱痛症候群」と区別します。

ハンナ型は膀胱に強い炎症があり、症状も重い傾向で、国の指定難病にも登録されています。一方の膀胱痛症候群では、膀胱に炎症はみられません。なお、昔は「間質性膀胱炎」という言葉がこの両方を指して使われていたため、古い記事などでは意味の取り違えに注意が必要です。

一般的に、中高年の女性に多くみられますが、男性や20〜30歳代の方にも起こります。症状が強い時期と落ち着いた時期を繰り返しながら長く付き合っていく病気で、適切な治療で症状をやわらげることを目標とします。なお、間質性膀胱炎の研究は進んでおり、近年さらに細かい分類も提唱されています。

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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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