成長ホルモン分泌不全の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
乳幼児健診を必ず受けましょう。小児期・思春期の子どもは病気による心理的ストレスが日常生活に影響を与えないように気を付けましょう。
成長ホルモン補充療法開始後は、医師の指示通り正しく注射を行うように注意してください。定期的に検査を受け、病気の状態が改善しているか注射の副作用がないか調べましょう。
治療についての詳細は「成長ホルモン分泌不全は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?」も併せてご参照ください。
治療の目標は、子どもの身長を伸ばし大人になった時の身長を正常化させること、肥満や血糖・脂質の代謝を改善させることです。低身長や思春期が遅れることに伴う心理的ストレスのケアも大切です。
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最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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「成長ホルモン分泌不全」とはどのような病気ですか?
大人で成長ホルモンの分泌が低下し、体脂肪の増加、筋肉・骨量の低下、気分の落ち込みなどさまざまな症状が起こる病気です。
成長ホルモン分泌不全の原因は何がありますか?
脳腫瘍(下垂体腺腫と頭蓋咽頭腫)が最も多い原因です。頭部外傷や脳出血、脳の放射線治療などが原因となることもあります。
成長ホルモン分泌不全ではどのような症状がありますか?
体脂肪が増え、筋肉・骨が減ります。脂質異常症や耐糖能異常などを起こし、動脈硬化のリスクが高くなります。抑うつ気分や不安感など、日常生活の質を下げる非特異的な症状も見られます。
成長ホルモン分泌不全には初期症状はありますか?
特に決まった初期症状はありません。脳腫瘍が原因の場合、頭痛など特徴的な症状がみられることもあります。
成長ホルモン分泌不全の場合、主にどのような治療をしますか?
成長ホルモン分泌不全症によって生活の質が著しく下がる重症の方に限り、ヒト成長ホルモン製剤を注射して治療します。
成長ホルモン分泌不全が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内分泌科を受診してください。
成長ホルモン分泌不全が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
受診の目安はありませんが、成人成長ホルモン分泌不全症に合致する症状・徴候が複数ある場合は詳しい検査を受けましょう。
成長ホルモン分泌不全のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
成長ホルモン分泌不全は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ヒト成長ホルモン製剤を注射します。主な副作用に血糖値の上昇、関節痛、むくみなどがあります。
成長ホルモン分泌不全で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
症状と副作用の有無をチェックしながら、少しずつ成長ホルモンの補充量を増やします。
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