イソ吉草酸血症
イソ吉草酸血症とは、ロイシンというアミノ酸を分解する酵素の働きが弱く、有害な代謝産物が体内に蓄積する先天性代謝異常症です。嘔吐、けいれん、意識障害、独特の体臭などの症状がみられます。イソ吉草酸血症は遺伝子変異による病気で、生活習慣が原因ではありません。症状がある場合は小児科や代謝内科を受診しましょう。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
受診について
症状について
「足が臭くなる」というよりも「体臭や尿臭が足の匂いのようになることがある」のが特徴です。
「蒸れた足の裏のような匂い」「汗臭い」「納豆やブルーチーズのような匂い」と表現されます。
体臭の原因はイソ吉草酸血症以外にも多岐に渡ります。イソ吉草酸血症の診断には検査が必要です。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
嘔吐や活気がなくなることが初期症状です。体臭の変化も特徴的なサインです。
乳児期の嘔吐、活気不良、けいれん、意識障害、独特の体臭などが特徴的な症状です。
病気について
ロイシンというアミノ酸の分解過程で産生される中間物質であり、蓄積すると有害です。
イソ吉草酸血症は生まれつきの病気ですが、大人になってから診断されることもあります。
授乳後嘔吐、ぐったり、独特の体臭などが、イソ吉草酸血症の赤ちゃんの特徴です。
重篤で生命を脅かす合併症や、成長障害、発達遅滞などの後遺症のリスクが高くなります。
原因はIVD遺伝子の異常です。アミノ酸代謝が障害され、体内に有害物質が蓄積し、症状を引き起こします。
アミノ酸代謝の異常で、体内に有害物質がたまる先天性の病気です。早期診断・早期治療が大切です。
治療について
薬について
(参考文献)
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