イソ吉草酸血症で足が臭くなる?どんな臭いがする?赤ちゃんの特徴は?
イソ吉草酸血症について、特に知りたいことは何ですか?
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イソ吉草酸血症の匂いはどんな匂いですか?
イソ吉草酸血症の匂いはどんな匂いですか?
「蒸れた足の裏のような匂い」「汗臭い」「納豆やブルーチーズのような匂い」と表現されます。
イソ吉草酸血症の匂いは、「蒸れた足の裏のような匂い」「汗臭い」「納豆やブルーチーズのような匂い」などと表現されます。
イソ吉草酸血症は、ロイシン(筋肉などを作るアミノ酸)を分解する酵素がうまく働かず、体内に有害なイソ吉草酸がたまることで起こる病気です。イソ吉草酸は揮発性特性(常温で蒸発しやすい性質)を持つ短鎖脂肪酸であり、それ自体に強い不快な匂いがあるため、蓄積されたイソ吉草酸が汗や尿などの体液から排泄されると悪臭がします。
また、イソ吉草酸が皮膚表面に存在すると、皮膚細菌、特に表皮ブドウ球菌がイソ吉草酸をさらに分解し、揮発性の匂い化合物を生成して独特の悪臭を増強します。この微生物の分解により、イソ吉草酸血症に特有の酸っぱい匂い、汗っぽい匂いがさらに強まります。
本症に特徴的な体臭は、「蒸れた足の裏のような匂い」「汗臭い」「納豆のような匂い」「ブルーチーズのような匂い」などと表現され、特に乳児期に発症する場合はサインのひとつとして注目されます。また、代謝危機(代謝のバランスが崩れているとき)のエピソード中に特に顕著になることがあります。ただし、すべての人が強い匂いを感じるわけではなく、症状の出方には個人差があります。
匂いは本症の特徴ではありますが、診断には血液検査や尿検査が必須です。疑わしい場合は小児科や代謝内科で早めに相談することが大切です。適切な食事療法や薬物療法を行えば、匂いも軽減することがあります。
(参考文献)
Vockley J et al. Isovaleric acidemia: new aspects of genetic and phenotypic heterogeneity. Am J Med Genet C Semin Med Genet. 2006, 142C, 95-103.
Mütze U et al. Classic Isovaleric Acidemia. GeneReviews. 1993-2025, , PMID: 38484105.
畑 郁江,ほか.イソ吉草酸血症 概要.小児慢性特定疾病情報センター,https://www.shouman.jp/disease/details/08_02_026/(参照 2025-11-10)
イソ吉草酸血症(指定難病247).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4816(参照 2025-11-10)
イソ吉草酸血症の赤ちゃんはどのような特徴がありますか?
イソ吉草酸血症の赤ちゃんはどのような特徴がありますか?
授乳後嘔吐、ぐったり、独特の体臭などが、イソ吉草酸血症の赤ちゃんの特徴です。
イソ吉草酸血症の赤ちゃんには、「授乳後嘔吐」「ぐったり」「独特の体臭」などの特徴がみられます。
イソ吉草酸血症は、ロイシンというアミノ酸を分解する酵素がうまく働かず、体内に有害なイソ吉草酸がたまることで起こる、先天性(生まれつき)の代謝異常症です。
本症の赤ちゃんは出生時には健康に見えることがよくありますが、重症型では症状は通常生後1日から2週間の間に始まります。一方で、普段は元気で、感染や絶食などの体にストレスがかかった時に症状が出現し、発達遅滞や体重増加不良をきっかけに診断される慢性間欠型や、新生児スクリーニングで発見される軽症型・無症状型なども存在します。
本症の赤ちゃんでは、いくつかの特徴的な症状が見られます。まず、授乳後に嘔吐する、元気がなくぐったりしている、泣き方が弱い、眠りがち、低体温症といった全身症状が現れることがあります。さらに、体や尿から「蒸れた足の裏のような独特の匂い」がすることが多く、これは本症の特徴的なサインです。
重症の場合は、けいれんや呼吸異常、意識障害などが起こることもあり、治療をしないと代謝性アシドーシス(血液が酸性に傾く状態)や高アンモニア血症などが進行し命にかかわるため、緊急の治療が必要です。また成長障害や、代謝危機(代謝のバランスが崩れた状態)を繰り返すことで発達遅滞をきたすことがあります。
早期に診断され治療が開始されれば、発作を防ぎ、成長や発達に大きな影響を与えずに生活することが可能です。
(参考文献)
Vockley J et al. Isovaleric acidemia: new aspects of genetic and phenotypic heterogeneity. Am J Med Genet C Semin Med Genet. 2006, 142C, 95-103.
Mütze U et al. Classic Isovaleric Acidemia. GeneReviews. 1993-2025, , PMID: 38484105.
畑 郁江,ほか.イソ吉草酸血症 概要.小児慢性特定疾病情報センター,https://www.shouman.jp/disease/details/08_02_026/(参照 2025-11-10)
イソ吉草酸血症(指定難病247).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4816(参照 2025-11-10)
イソ吉草酸血症は足が臭くなりますか?
イソ吉草酸血症は足が臭くなりますか?
「足が臭くなる」というよりも「体臭や尿臭が足の匂いのようになることがある」のが特徴です。
イソ吉草酸血症では、「足が実際に臭くなる」というよりも、「体臭や尿臭が足の匂いのようになる」というのが特徴です。
イソ吉草酸血症は、ロイシン(筋肉などを作るアミノ酸)を分解する酵素がうまく働かず、体内に有害なイソ吉草酸がたまることで起こる病気です。イソ吉草酸は揮発性特性(常温で蒸発しやすい性質)を持つ短鎖脂肪酸であり、それ自体に強い不快な匂いがあるため、蓄積されたイソ吉草酸が、汗や尿などの体液から排泄されると悪臭がします。
また、イソ吉草酸が皮膚表面に存在すると、皮膚細菌、特に表皮ブドウ球菌がイソ吉草酸をさらに分解し、揮発性の匂い化合物を生成して独特の悪臭を増強します。この微生物の分解により、イソ吉草酸血症に特有の酸っぱい匂い、汗っぽい匂いがさらに強まります。
本症に特徴的な体臭は、「蒸れた足の裏のような匂い」「汗臭い」「納豆のような匂い」「ブルーチーズのような匂い」などと表現されます。この匂いは、特に乳児期に症状が出る場合は病気のサインのひとつとして重要です。ただし、すべての人が強い匂いを感じるわけではなく、症状の出方には個人差があります。
体臭は本症の特徴ではありますが、診断には血液検査や尿検査が必須です。疑わしい場合は、小児科や代謝内科で早めに相談することが大切です。適切な食事療法や薬物療法を行えば、匂いも軽減することがあります。
(参考文献)
Vockley J et al. Isovaleric acidemia: new aspects of genetic and phenotypic heterogeneity. Am J Med Genet C Semin Med Genet. 2006, 142C, 95-103.
Mütze U et al. Classic Isovaleric Acidemia. GeneReviews. 1993-2025, , PMID: 38484105.
畑 郁江,ほか.イソ吉草酸血症 概要.小児慢性特定疾病情報センター,https://www.shouman.jp/disease/details/08_02_026/(参照 2025-11-10)
イソ吉草酸血症(指定難病247).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4816(参照 2025-11-10)
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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