夜間多尿
「夜間多尿」とは、夜間に作られる尿の量が多くなる状態を表します。主な症状は夜間頻尿で、睡眠の質が低下し、日中の疲労や転倒リスクが高まります。生活習慣の見直しや病気が隠れている可能性もあるため、気になる場合は泌尿器科を受診しましょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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心不全があると、昼間に足に溜まった水分が夜間に血管や心臓に戻り、夜間の尿量が増えることがあります。
夜間多尿は、糖尿病の血糖コントロールがうまくいっていないサインの可能性があります。
夜間多尿は、認知症の方の尿のトラブルの中で最も頻度の高い症状である夜間頻尿の原因の一つです。
夜間多尿は高血圧と密接に関連し、塩分過剰摂取や夜間の血圧上昇、降圧薬は夜間多尿に大きく影響します。
睡眠時無呼吸症候群は夜間多尿の原因の一つで、尿をつくらせるホルモンを増やし夜間の尿量を増加させます。
女性の夜間多尿では、日常生活の改善や持病などの再評価が重要です。
高血圧や心不全など病気の検査や、夜間多尿による夜間の転倒リスク、薬剤の副作用に注意が必要です。
睡眠障害や転倒・骨折、心血管疾患のリスク上昇や、死亡率の上昇など深刻な健康リスクにつながります。
夜間の尿の量が、若年者では24時間尿量の20%、高齢者では33%を超える状態です。
水分や塩分の摂り過ぎ、抗利尿ホルモン分泌低下、心臓・腎臓の病気、睡眠障害など、様々な原因があります。
夜間頻尿は夜中に目が覚めてトイレに行くという症状で、夜間多尿は夜に作られる尿の割合が多い状態です。
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(参考文献)
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