夜間多尿の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

水分や塩分の摂り過ぎ、寝る前の飲酒・カフェインは控えましょう。夕方の軽い運動や入浴等はおすすめです。

夜間多尿を改善するために、日常生活で気をつけるべき点は複数あります。これらの対策を実施することで、症状の改善が期待できます。

【水分と塩分の調整】

夜間多尿の原因として、水分の摂り過ぎが多いため以下を注意しましょう。

飲水量の管理

水分の過剰摂取や就寝前のアルコール、カフェイン(コーヒー、お茶など)は控えましょう。

飲水時間の調整

なるべく日中に水分を摂取しましょう。特に就寝の2~3時間前から飲水は控えましょう。

塩分制限

塩分過剰摂取は喉の渇きを生じ、飲水量が増えて体内の水分量も増やし、夜間多尿のリスク因子となります。1日6g未満の減塩食が推奨されます。お酢を上手に利用して、おせんべいやお新香、お味噌汁は少し控えましょう。

【むくみ(浮腫)対策】

心不全などにより、日中に下肢に溜まった水分が、夜間横になることで、下肢から血管や心臓に戻り、尿として排出されやすくなります。そのため以下の対策などを検討しましょう。

  • 日中に弾性ストッキング(弾性包帯)を足からひざ下まで着用する。
  • 就寝前に足を高く上げる運動を行う。
  • 夕方に散歩、ダンベル運動、スクワットなどの軽い運動を行い、筋肉のポンプ作用で下肢の水分を戻す。
  • 寝る1時間以上前にお風呂やシャワーに入る、足湯に浸かる。

【睡眠習慣の改善】

以下の点に注意して、規則正しい睡眠をとることも効果があります。

  • 過剰に長くベッドで過ごすのを避ける
  • 毎日決まった時刻に起床する
  • 毎朝日光浴を行う

【その他の注意点】

夜間のトイレの際に転ばないように、廊下への照明を明るくすることや、日々運動(スクワットなどロコモを予防するためのトレーニング)をすることも重要です。生活習慣の改善は時間がかかることもありますが、継続することで症状が軽減することが期待できます。医師の指導を受けながら、無理のない範囲で実施しましょう。

ユビーAIパートナーユビーAIパートナーに聞いてみよう

夜間多尿について、特に知りたいことは何ですか?

利用規約プライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。

関連する病気と症状

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

夜間多尿

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

公開日

最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。