高齢者の夜間多尿で気をつけることは何ですか?

高血圧や心不全など病気の検査や、夜間多尿による夜間の転倒リスク、薬剤の副作用に注意が必要です。

ご高齢の方の夜間多尿は夜間頻尿(夜間に1回以上トイレに行く症状)の主な原因となっており、その背後には様々な全身性の病態が関わっています。そのため、ご高齢の方は特に以下の点に注意が必要です。

全身性疾患

全身に影響を及ぼす病気によって、夜間多尿になることがあります。

夜間多尿によるリスク

  • 夜間の転倒
  • 夜間の転倒による骨折

転倒防止対策として、廊下の照明を明るくする、手すりを設置する、段差をなくすといった夜間のトイレへの安全な移動ルート確保、日々の運動(スクワットやロコモ対策の運動)が重要になります。

お薬による副作用

高血圧も夜間多尿の原因ですが、一部の降圧薬(血圧を下げるお薬)や利尿薬によって夜間の多尿が増加することもあるので、高血圧や心不全のお薬を飲んでいて、夜間の尿が多い場合は、服用している薬を医師に報告し、相談しましょう。男性の夜間多尿に保険適応のあるデスモプレシン(ミニリンメルトⓇ)は65歳以上では低ナトリウム血症(水中毒)のリスクが高いといわれていますので、定期的に受診しながら使用しましょう。定期的にチェックすることで問題なく使えることが多いです。


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夜間多尿について、特に知りたいことは何ですか?

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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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