メチルマロン酸血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
メチルマロン血症が疑われる場合、先天代謝異常症を専門的に診療はする小児科が主に担います。
メチルマロン酸血症が疑われた場合に、どの診療科を受診すればよいか、疾患の概要や症状とあわせて解説します。
メチルマロン酸血症とは
メチルマロン酸血症は、体内でアミノ酸などを分解する酵素の働きが低下し、メチルマロン酸などの有機酸(体内でつくられる酸性の物質)が蓄積する先天代謝異常症のひとつです。常染色体劣性遺伝(両親から受け継いだ遺伝子の変化が重なって発症する遺伝形式)の疾患で、指定難病246に指定されています(難病情報センター)。
メチルマロン酸血症の原因
メチルマロン酸血症は、メチルマロニルCoAムターゼという酵素の活性が低下することで起こります。この酵素がうまく働かないと、体内でメチルマロン酸などの有機酸が分解されずに蓄積し、さまざまな症状を引き起こします(難病情報センター)。
メチルマロン酸血症の症状
メチルマロン酸血症では、新生児期から乳児期にかけて、次のような症状がみられることがあります。
(難病情報センター、日本先天代謝異常学会、小児慢性特定疾病情報センター)
メチルマロン酸血症と新生児マススクリーニングの関わり
メチルマロン酸血症は、新生児マススクリーニング(先天性代謝異常症等検査)の対象となっている有機酸代謝異常症7疾患のひとつです(日本マススクリーニング学会)。検査で「要精査」となった場合は、出産した医療機関の指示に従って精密検査を受けます。気になる症状がある場合は、最寄りの医療機関に相談することが案内されています(日本マススクリーニング学会)。
メチルマロン酸血症が疑われる場合の受診科
メチルマロン酸血症は先天代謝異常症のひとつであり、その専門診療は小児科が担っています。必要に応じて、成人期以降は成人診療科と共診(複数の科が連携して診療にあたること)が行われることもあります(日本先天代謝異常学会「新生児マススクリーニング対象疾患等診療ガイドライン2019」)。気になる症状がある場合は、医療機関への受診をご検討ください。
メチルマロン酸血症について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
日本先天代謝異常学会.“「新生児マススクリーニング対象疾患等診療ガイドライン2019」メチルマロン酸血症”..https://jsimd.net/pdf/newborn-mass-screening-disease-practice-guideline2019.pdf,(参照 2026-10-15).
一般社団法人日本マススクリーニング学会.“新生児マススクリーニングについて(先天性代謝異常症等検査)”..https://www.jsms.gr.jp/download/JSNSNBSinfo20231219.pdf,(参照 2026-10-15).
難病情報センター.“メチルマロン酸血症(指定難病246)概要”..https://www.nanbyou.or.jp/entry/4859,(参照 2026-10-15).
小児慢性特定疾病情報センター.“メチルマロン酸血症 概要”..https://www.shouman.jp/disease/details/08_02_023/,(参照 2026-10-15).
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編集・監修基準について
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埼玉医科大学総合医療センター 小児科
井上 信明 監修
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