無痛性甲状腺炎の場合、主にどのような治療をしますか?
多くは自然に治るため特別な治療は不要です。動悸などの症状がつらい場合は、症状を和らげる対症療法を行います。
無痛性甲状腺炎は、ほとんどの場合、特別な治療を必要とせず自然に治る(自然軽快する)病気です。そのため、治療の基本は経過観察と、つらい症状がある場合の対症療法となります。
①経過観察
症状が軽い、あるいはほとんどない場合は、薬を使わずに定期的に血液検査を行い、甲状腺ホルモンの値が自然に正常化していくのを見守ります。
②対症療法(症状を和らげる治療)
病気の初期には、甲状腺ホルモンが過剰になることで、動悸(心臓のドキドキ)や手の震えといった症状が強く出ることがあります。これらの症状が日常生活に支障をきたすほどつらい場合には、症状を和らげるための薬(β遮断薬など)が処方されます。
無痛性甲状腺炎の初期症状はバセドウ病と似ていますが、治療法はまったく異なります。バセドウ病は甲状腺がホルモンを「作りすぎている」病気のため、ホルモンの産生を抑える「抗甲状腺薬」を使います。
一方、無痛性甲状腺炎は甲状腺が壊れてホルモンが「漏れ出している」だけなので、抗甲状腺薬は効果がなく、使用しません。
③甲状腺ホルモン補充療法
病気の中盤で、一時的に甲状腺ホルモンが不足する「甲状腺機能低下症」の状態になり、強い倦怠感やむくみなどの症状が現れた場合は、不足している甲状腺ホルモンを補う薬(甲状腺ホルモン薬)を短期間だけ服用することがあります。
ほとんどの患者さんは数ヶ月で甲状腺機能が正常に戻りますが、一部で永続的な甲状腺機能低下症に移行することもあるため、定期的な経過観察が重要です。
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(参考文献)
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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