無痛性甲状腺炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
まずは診断が正しいか再確認することが最も重要です。薬の種類や量の調整、または別の病気の可能性を医師と相談しましょう。
無痛性甲状腺炎で「薬が効かない」と感じる場合、まずはその状況を正しく評価することが最も重要です。いくつかの可能性が考えられるため、自己判断せず、必ず主治医に相談してください。
①診断の再確認
最も重要な確認事項です。無痛性甲状腺炎の初期症状は、甲状腺ホルモンが過剰に作られ続ける「バセドウ病」と非常によく似ています。無痛性甲状腺炎は自然に治る一過性の病気ですが、バセドウ病は継続的な治療が必要です。
もし、症状を抑える薬(β遮断薬)を使っても改善が見られない、あるいは甲状腺ホルモンが高い状態が数ヶ月以上も続く場合は、最初の診断がバセドウ病ではなかったか、再度詳しく検査(抗体検査や甲状腺シンチグラフィなど)をして確認する必要があります。
②使用している薬の種類を確認する
無痛性甲状腺炎に対して、バセドウ病の治療薬である「抗甲状腺薬」は効果がありません。もし抗甲状腺薬が処方されていて効果がないと感じる場合は、診断が適切か、治療方針が正しいかを確認するために、すぐに医師に相談してください。
③対症療法の薬の調整
動悸や手の震えを抑えるための薬(β遮断薬)の効果が不十分な場合は、薬の量を増やしたり、作用時間の異なる別の種類の薬に変更したりすることで、症状が改善することがあります。
④ 甲状腺機能低下症への移行
病気が長引き、甲状腺機能が低下した状態が続いているのに、ホルモン補充薬が処方されていないか、量が足りていない可能性も考えられます。
いずれの場合も、現在の治療が適切かどうかを判断するためには、定期的な血液検査と専門医による評価が不可欠です。「薬が効かない」と感じたら、まずは主治医にその旨を伝え、治療方針を一緒に再検討してもらうことが解決への第一歩です。
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(参考文献)
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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