無痛性甲状腺炎とバセドウ病の違いはなんですか?
原因と経過がまったく異なります。無痛性甲状腺炎は甲状腺が壊れて一時的にホルモンが漏れる病気で自然に治りますが、バセドウ病はホルモンが作られ続ける病気で治療が必要です。
無痛性甲状腺炎とバセドウ病は、初期症状が似ていますが、まったく異なる病気です。
無痛性甲状腺炎は、甲状腺組織が一時的に破壊され、蓄えられていたホルモンが血液中に漏れ出すことで症状が出ます。ホルモンが作られているわけではないため、漏れ尽くすと自然に治る一過性の病気です。治療は動悸などを抑える対症療法が中心です。
一方、バセドウ病は、甲状腺を刺激する自己抗体によって、甲状腺がホルモンを過剰に作り続ける病気です。治療をしない限り症状は持続するため、ホルモンの産生を抑える抗甲状腺薬などによる継続的な治療が必要です。
血液検査でバセドウ病特有の自己抗体(TRAb)の有無を調べることで、簡易的に両者を区別できます。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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