肥満外来から入院になることはありますか?
合併症の重症化、集中的な減量治療の必要性、肥満手術を受ける場合などに入院となることがあります。
肥満外来から入院になることはあります。
合併症の重症化、集中的な減量治療の必要性、肥満手術を受ける場合などが主な理由です。
2型糖尿病の血糖コントロールが極端に悪い場合、高血圧が重度で薬剤によるコントロールが困難な場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重度で夜間の呼吸停止が頻繁に起こる場合、心不全や脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝炎:NASH)が進行している場合など、合併症が重度で外来での治療が難しい場合は入院が必要となります。
また、BMIが35kg/m2以上の高度肥満や、BMI30kg/m2以上で複数の合併症がある場合、医師が集中的な減量治療を提案することがあります。
入院中は、管理栄養士による食事療法の指導と実践、理学療法士による運動療法の導入、心理士による行動療法、内科医による薬物療法の調整など、包括的な治療が行われます。
肥満手術(減量手術)を受ける場合も、手術前の評価、手術後の経過観察と合併症の予防、術後の食事指導と生活指導などを安全に行うために、入院が必要となります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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