動脈管開存症の手術費用はどのくらいかかりますか？

費用は高額ですが、保険や助成制度により、実際の支払いは数千円から数万円程度で済むことがほとんどです。

動脈管開存症の治療にかかる総額は、カテーテル治療で約60万円〜100万円、外科手術では入院やリハビリを含めて約150万円〜290万円が目安となります。しかし、これらをすべて自分で支払う必要はありません。日本には、医療費の負担を軽くするための「健康保険」や「助成制度」が整っているからです。

●18歳未満の子どもの場合

「自立支援医療（育成医療）」という制度を利用すると、1ヶ月の自己負担額は家族の所得に合わせて5千円〜1万円程度に抑えられます。さらに、多くの市区町村で行われている「こども医療費助成」を組み合わせることで、実際の支払いがほぼ無料になることも少なくありません。

●20歳以上の大人の場合

「高額療養費制度」があるため、所得に応じて1ヶ月の支払額の上限は数万円～20万円ほどとなります。

このように、年齢や状況に応じたサポートがあるため、費用については主治医や病院の相談窓口で確認することをおすすめします。