動脈管開存症の場合、主にどのような治療をしますか?

動脈管を閉じるために、薬による治療、カテーテル治療、外科手術を行います。

赤ちゃんの状態や血管の太さに合わせて、主に薬による治療、カテーテル治療、外科手術から選ばれます。

  • 薬物治療:小さく生まれた赤ちゃんには、まず血管を閉じるのを助ける注射薬を使います。
  • カテーテル治療:足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を通し、血管の中に「コイル」や「栓(デバイス)」を置いてフタをします。胸を切る必要がないため、体への負担が少なく、数日の入院で済むのが利点です。
  • 手術:脇の下などを少し切って、動脈管を直接糸で縛ったり、クリップで止めたりして血液の流れを遮断します。カテーテルが使えないほど太い血管や、赤ちゃんの体格・状態によってこの方法が選ばれます。

また、これらの根本的な治療を行うまでの間、心臓の負担を減らすために、体の中の余分な水分を出す「利尿薬」などの飲み薬を使って、体の状態を整えることもあります。

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おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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