血友病で凝固因子の自己輸注が難しいのですが、どのように克服すればよいのでしょうか?
自己注射の疑問点等は医療スタッフにご相談ください。最近では長期作用型や皮下注射も承認されています。
ご使用中の血液凝固因子製剤の自己輸注の方法や疑問点については、医療スタッフにご相談ください。
製薬会社などから提供されているガイドブックには注射方法が順を追って解説されていたり、注射を行うにあたって難しい点や注意点が説明されていたりしますので、ご自宅で投与される際の参考になります。
最近では、注射回数を減らすために凝固因子が長持ちする長期作用型の製剤や、皮下投与できる新しい治療薬が承認されています。
長期作用型の製剤は「半減期延長型血友病製剤」と呼ばれ、血友病A、血友病Bいずれも複数の薬剤があります。
皮下投与製剤としては、血友病Aに使用できるエミシズマブがガイドラインにも記載されています。皮下投与は、静脈注射のように血管ルートを確保する必要がなく、腕や腹部に注射することが可能です。
ただし、お薬の選択は患者さんの重症度などを考慮して判断されますので、個別のケースについては主治医とご相談ください。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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