生後1ヶ月の泣き入りひきつけは大丈夫ですか?
生後1ヶ月の泣き入りひきつけは非典型的であり、必ず小児科で評価が必要です。
生後1ヶ月で泣き入りひきつけのような発作が見られた場合は、家庭で様子を見ずに、すぐに医療機関を受診してください。
生後1ヶ月で「泣き入りひきつけ」のように見える発作が起こることは、医学的には極めてまれで、典型的な泣き入りひきつけとは考えません。泣き入りひきつけは本来、生後6ヶ月頃から始まり、6〜18ヶ月で最もよく見られる現象です。したがって、生後1ヶ月の段階で、泣いたあとに呼吸が止まったように見える、顔色が急に青くなる・真っ白になる、ぐったりする、反応が鈍いといった症状がある場合は、別の病気が隠れている可能性が高く、早急な医療評価が必要です。
新生児期〜生後1ヶ月で同様の症状を示す場合に、まず考えるべきは以下のような疾患です。
- 無呼吸発作:新生児は呼吸の調整機能が未熟で、特に早産児では一時的に呼吸が止まる「無呼吸発作」が起こることがあります。
- 心臓の異常(不整脈・先天性心疾患):急に顔色が白くなる、意識が遠のく場合は、心原性失神(心臓の病気により意識消失)が原因のことがあります。
- 逆流や誤嚥:ミルクの逆流による気道閉塞(窒息)で、一時的に呼吸停止に見えることがあります。
- 感染症・代謝異常:生後1ヶ月では軽い感染でも急速に状態が悪くなることがあり、ぐったりする・反応が弱いという症状は緊急対応が必要です。
生後1ヶ月で起こる「泣き入りひきつけ様の発作」は典型例とは認められず、必ず緊急性をもって小児科や救急で評価すべき状態です。
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最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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