泣き入りひきつけには初期症状はありますか?
強く泣き出す、息を吐き切るように泣く、顔がこわばるなどの様子が前触れとして見られます。
泣き入りひきつけには、発作の直前に「強く泣き始める」「息を吐き切るように泣く」「顔がこわばる」といった前ぶれ(初期症状)が見られることがあります。
典型的な流れとしては、痛み・驚き・強い怒りなどの刺激を受けて大きな声で泣き始め、1〜2回強く泣いたあとに口を開けたまま、急に声が出なくなる状態になります。このとき、息を吐いたまま吸えずに呼吸が止まり、数秒後に顔色の変化が現れます。
チアノーゼ型では、泣き声が徐々に弱まり、呼吸が止まると唇や顔が青くなります。意識がぼんやりし、体が少しこわばることもあります。蒼白型では、泣き声が少ないまま突然顔色が真っ白・灰色になり、ぐったりすることがあり、初期症状が目立ちにくいのが特徴です。
この段階で、子どもはぼんやりしたり、硬直してから脱力したりし、短く意識を失うことがありますが、通常は数十秒以内に呼吸が再開し自然に回復します。
前ぶれとして数秒間の特徴的な流れはありますが、数時間前・数日前からの「予兆」はなく、ほとんどが突然始まります。
一方で、以下の場合は泣き入りひきつけとは限らず、別の病気を考える必要があります。
- はっきりした誘因(泣く・驚くなど)がない
- 睡眠中に起こる
- 1分以上反応が戻らない
- 回復後にぼんやりが長く続く
このようなケースは、てんかんや心臓の問題が隠れている可能性があるため、早めに小児科で評価を受けることが重要です。
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(参考文献)
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最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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