ニコチン依存症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
禁煙外来のある医療機関で治療を受けることができます。まずはかかりつけ医に相談しましょう。
ニコチン依存症が疑われる場合や禁煙を考えている方は、「禁煙外来」を設けている医療機関を受診しましょう。かかりつけ医がいる場合には、まずかかりつけ医に相談してみるといいでしょう。
禁煙治療を受けることで、自分で禁煙を試みるよりも比較的楽に禁煙することができ、禁煙成功率を上げることができます。
禁煙する場合、医療機関で医師をはじめ、看護師などと一緒に取り組むことで禁煙成功率を上げることができます。「禁煙外来」を設けている医療機関が増えていますし、また、医療機関によって異なりますが、内科、循環器内科、呼吸器内科、心療内科、婦人科など、さまざまな診療科でも禁煙治療を受けることができます。
禁煙治療は、以下の条件を満たす場合には、健康保険で治療を受けられます。(一部の治療薬は健康保険の適用にならない場合があります)
- ニコチン依存症のスクリーニングテストでニコチン依存症と診断される
- 直ちに禁煙したいと望んでいる
- 35歳以上の場合(※)、(1日の喫煙本数)×(喫煙年数)が200以上である
※35歳未満の方は、喫煙本数や喫煙年数にかかわらず治療を受けることができます。
未成年であっても禁煙治療を受けることができるので、ためらわず医師に相談してください。
なお、条件に当てはまらない場合も、希望があれば自費診療で禁煙治療を受けることができます。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
日本口腔衛生学会ほか.“禁煙ガイドライン(2010年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2010murohara.h.pdf,(参照 2024-07-04).
日本循環器学会ほか.“禁煙治療のための標準手順書 第 8.1 版”.一般社団法人 禁煙推進学術ネットワーク.https://tobacco-control-research-net.jp/media/20220712-174818-758.pdf,(参照 2024-07-04).
日本医師会.“禁煙外来の利用で医療機関でなら比較的楽に、より確実に禁煙できます”.日本医師会.https://www.med.or.jp/forest/kinen/start/#:~:text=%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AF%E3%80%81%E7%A6%81%E7%85%99%E5%A4%96%E6%9D%A5%E3%82%92,%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%8C%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-07-04).
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