ニコチン依存症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
禁煙を検討している場合は成功率を上げるため、病院を受診してみましょう。
禁煙したい(もしくは本数減らしたい)のに、やめようとするとイライラ、集中力の低下、憂うつなどの離脱症状が出たり、タバコを吸いたい衝動にかられてしまうなどでうまく禁煙できない、禁煙できる自信がないという方は、ぜひ一度受診を検討してみてください。
一部の禁煙補助薬は市販薬を自分で購入することもできますが、禁煙外来では、ニコチンへの依存度や生活状況などに応じた薬の選択のアドバイスにはじまり、カウンセリング、行動療法、禁煙治療アプリの使用などを組み合わせることで、自分で禁煙するよりも楽に禁煙することができます。3ヶ月の治療プログラムを終了した時点での禁煙成功率は75%、さらに9ヶ月後でも50%の人が禁煙を継続できています。
健康保険で治療を受けるには一定の条件を満たす必要がありますが、条件を満たさない場合も自由診療で治療を受けることができますし、自由診療を希望しない場合でも禁煙に関連するアドバイスや資料などをもらえます。
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最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
TDSニコチン依存度テスト.e-ヘルスネット 情報提供,https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/tobacco/yt-048.html(参照 2024-07-04)
日本口腔衛生学会ほか.“禁煙ガイドライン(2010年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2010murohara.h.pdf,(参照 2024-07-04).
日本循環器学会ほか.“禁煙治療のための標準手順書 第 8.1 版”.一般社団法人 禁煙推進学術ネットワーク.https://tobacco-control-research-net.jp/media/20220712-174818-758.pdf,(参照 2024-07-04).
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