ダウン症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
治療法を見直すとともに、発達支援、心理的サポートを行うことが大切です。
ダウン症に伴う合併症や、症状に対する治療において、薬が効かない場合には、他の治療法やアプローチを検討することが重要です。
ただし、前提として、ダウン症(ダウン症候群)は染色体異常による先天性疾患であり、それ自体を薬物で治療することはできません。
以下に、薬が効かない場合に取るべき対応方法について詳しく説明します。
【1. 合併症への対処】
ダウン症では心臓病や消化器の問題、甲状腺疾患など、さまざまな合併症がみられることがあります。
症状を管理するために、定期的に医師の診察を受け、必要に応じて治療法を変更することが大切です。
もし、特定の薬が効かない場合や副作用が強い場合、薬の種類や投与量を変更することができます。
また、特に心臓病や消化器系の問題がある場合、薬で症状をコントロールできないときには、手術が選択肢となることがあります。
専門の医師と相談し、治療法を調整することが重要です。
【2. 発達支援とリハビリテーション】
ダウン症に伴う発達遅延や運動機能の遅れに対しては、薬ではなく、専門的な支援が必要です。
早期の発達支援(言語療法、作業療法、理学療法など)が非常に効果的です。
また、専門の療育機関や特別支援学校での教育が重要です。
【3. 心理的サポート】
ダウン症の子どもやその家族にとって、心理的なサポートは非常に重要です。不安やストレスを軽減するためのカウンセリングや支援が有効です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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