ダウン症を産む母親の特徴にはどのようなものがありますか?
ダウン症のリスク因子に母親の出産時年齢が高いことが挙げられます。
ダウン症(ダウン症候群)を出産する母親の特徴として、出産時年齢が高いことが挙げられます。
ダウン症のリスクは、特に母親の出産時年齢が高くなるにつれて増加することが知られています。
35歳以降はリスクが指数関数的に上昇するため、35歳以上を高齢出産として扱われることが多いです。
例えば、母親の出産時年齢別に、ダウン症の子が産まれるリスクをみてみると、25歳で約1,250人に1人なのに対して、35歳で365人に1人、40歳で100人に1人、45歳では30人に1人程度といわれています。
また、ダウン症の子どもをすでに持っている母親や、近親にダウン症の人がいる場合、そのダウン症の染色体異常のタイプによっては、再びダウン症の子どもを持つリスクが高くなることがあります。
不安がある場合、医学的かつ遺伝的に正確な情報に基づくアドバイスを受けるには、大学病院や周産期センターなどに付属する遺伝カウンセリング外来で相談をするのが適切です。
再発リスクや検査の必要性、妊娠前後の選択肢について説明を受けられます。
まずは、すでに通院している産婦人科や小児科で「遺伝カウンセリングを受けたい」と相談してみましょう。
出生前診断(NIPTなど)を検討している場合も、事前に相談することで検査の意味や限界、倫理的な点も理解しやすくなります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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