ダウン症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
ダウン症のある方は健康管理、発達支援、生活習慣の支援が重要です。
ダウン症(ダウン症候群)の方が、健やかで自立した生活を送るためには、定期的な健康管理や継続的な発達支援が必要です。
【1. 健康管理】
さまざまな合併症を伴うことがあるため、定期的な健康チェックが大切です。
例えば、ダウン症の約半数は先天性心疾患を合併するため、定期的な心臓の検査が推奨されます。
また、視力や聴力に問題があることが多いため、定期的に眼科や耳鼻科でのチェックが必要です。
血液検査を定期的に受けることで、甲状腺機能低下の早期発見が可能です。よい
生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満など)を発症しやすい傾向があるため、栄養バランスのよい食事、適度な運動、規則正しい生活リズムの確立も大切です。
【2. 発達支援と教育】
発達のペースが遅れることが多く、早期の療育や教育が重要です。
理学療法、作業療法、言語療法などを取り入れ、日常生活の動作や言語、社会性を育てる支援が必要です。
また、学校や保育園、療育施設での特別支援教育を受けることで、学習能力や社会的スキルを高めることができます。
身の回りのことを自分でできるように、少しずつ手助けしながら自立を促すことが必要です。
【3. 安全対策】
筋肉の緊張が低く、歩行が不安定な場合があります。
家の中の安全を確認し、転倒防止のための対策を講じることが重要です。
嚥下(飲み込み)機能が低い場合は、適宜食事の形態を工夫しましょう。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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