統合失調症の人の独り言が止まらないのはなぜですか?
幻聴の症状が出た場合に現実との区別がつきにくく、思考を声に出したり幻聴と会話をしたりするためです。
統合失調症では、典型的な症状として、妄想(事実とは異なることを確信する)や幻覚(実際に存在しない物が見えたり声が聞こえる)などの症状が出ます。
統合失調症の幻聴(幻覚のひとつ)には、悪口や命令などの内容のもののほか、複数の声が患者さんのことを三人称で噂する声や、ほめ言葉や神の言葉などもあります。
ほとんどの患者さんは思考と声を区別することが困難となり、これらと現実との区別がつきにくくなります。
そのため、頭のなかの思考を声に出したり、実際に存在しない相手と会話をしたりすることで、周りから見ると独り言が止まらない状態になることがあります。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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