強度強迫性障害とはなんですか?
正式な病名ではなく、症状が非常に重く、日常生活への支障が極めて大きい強迫性障害の状態を指すと推測されます。
「強度強迫性障害」という言葉は、医学的な診断名として正式に定義されているものではありません。強迫性障害の症状が非常に重い「重症」の状態を指していると推測されます。
具体的には、強迫観念(頭から離れない考え)や強迫行為(繰り返してしまう行動)に1日の大半の時間(例えば8時間以上など)を費やしてしまったり、それによる精神的な苦痛が極めて強かったり、仕事や学業、家事、人付き合いなどがほとんどできなくなってしまったりするような状態が考えられます。
強迫性障害の重症度は、精神科医が「Y-BOCS(エール・ブラウン強迫観念・強迫行為尺度)」などの評価尺度を用いて、症状に費やす時間、苦痛の度合い、日常生活への支障などを総合的に評価して判断します。
この評価で特に点数が高く、「重症」や「最重症」と判定されるような場合が、「強度」と言われる状態に近いと考えられます。
症状が重度の場合、薬物療法の調整や、必要に応じた入院治療など、より専門的で手厚い治療が必要になることがあります。
しかし、適切な治療を受けることで、症状が改善する可能性は十分にあります。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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