レジオネラ肺炎の診断には、どのような検査をしますか?
レジオネラ肺炎の診断では、尿を使った抗原検査のほか、培養、遺伝子検査、塗抹・染色などが用いられます。
レジオネラ肺炎が疑われる場合、原因となっているレジオネラ菌を特定するために、いくつかの検査が行われます。主な検査は以下の通りです。
抗原検査(尿)
尿を検体としてレジオネラ菌の成分(抗原)を検出する迅速診断法が広く使われています。
培養・同定検査
レジオネラ菌を増殖させる専用の培地(WYO培地やBCYE-α培地など)を使って菌を培養し、種類を特定します。
遺伝子検査
PCR法やLAMP法といった、菌の遺伝子を検出する方法も有用です。特に重症の患者さんでは、呼吸器の検体(喀痰など)を用いた遺伝子検査が提案されることもあります。
塗抹・染色検査
細菌の形や特徴を顕微鏡で観察するための検査で、レジオネラ菌ではヒメネス染色という特殊な方法が有用です。
血清抗体価検査
血液中の抗体を調べる検査で、限定的に用いられます。
これらの検査によって、より正確な診断を目指します。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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