レジオネラ菌への感染経路を教えてください。
主に菌を含んだエアロゾル(微粒子)を吸い込むか、汚染された水を誤嚥することによります。
レジオネラ菌の主な感染経路は、菌が混じった微細な水滴(エアロゾル)を吸い込むこと、または汚染された水を誤って気道に入れてしまう(誤嚥)ことです。
この菌は、自然界の水環境に広く存在し、冷却塔、温水や冷水のシステム、渦流浴槽(ジャグジー)など、水がエアロゾルを発生させる可能性のあるさまざまな人工設備から広がることが知られています。病院内の設備、蒸発式の空調ユニット、クルーズ船、ホテルなども感染源となることがあります。さらに、噴水、スーパーマーケットのミスト装置、製氷機なども関連性が報告されています。
Legionella longbeachae(レジオネラ・ロンビーチエ)という別種のレジオネラ菌による感染は、園芸活動での土や堆肥への接触がリスク要因とされています。人から人への直接感染の証拠は今のところありません。多くの人がレジオネラ菌に曝露されても、実際に病気を発症する人はごく一部であり、喫煙、高齢、慢性的な心血管疾患や呼吸器疾患、糖尿病、アルコール乱用、がん、免疫抑制状態などが発症のリスクを高める要因とされています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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