副腎白質ジストロフィーで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
副腎皮質ホルモンの補充量を調整しますが、神経症状には効果がありません。
副腎白質ジストロフィーでは、副腎機能の低下に対して副腎皮質ホルモンの補充が行われます。薬が効かない場合、補充量を調整しますが、この治療は副腎機能を補う対症療法であり、神経障害の進行を抑える効果はありません。したがって、薬による治療で脳や脊髄の症状が進行する場合は、病型と進行度に応じた他の治療手段を検討する必要があります。
小児の大脳型では、早期であれば、造血幹細胞移植が進行を抑える効果があります。ただし、病状が進行してからでは移植の効果は乏しく、また移植に伴うリスクもあるため、早期の診断と移植のタイミングが鍵となります。現在、遺伝子治療も有望な選択肢として臨床試験が進められています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
副腎白質ジストロフィー
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです