副腎白質ジストロフィーは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
副腎白質ジストロフィーは主に副腎皮質ホルモンで治療します。副作用には体重増加や血糖値の上昇などがあります。
副腎白質ジストロフィーでは、主に副腎機能の低下に対して副腎皮質ホルモンが使用されます。コルチゾール分泌が不十分な患者さんに対して、ヒドロコルチゾン(コートリルⓇ)などの薬剤で補充を行い、必要に応じて鉱質コルチコイド(フルドロコルチゾンなど)も追加します。
副腎皮質ホルモンは生命維持に必須ですが、副作用として体重増加、血糖上昇、感染リスクの増加、気分の変調、胃潰瘍、骨粗鬆症などが起こることがあります。
また、副腎白質ジストロフィーの進行を抑える薬として研究されてきた「ロレンツォオイル」は、予防的使用が試みられてきましたが、有効性は限定的で、ガイドラインではすすめられていません。現在では造血幹細胞移植や遺伝子治療が、神経症状に対する主な治療法となってきています。薬は副腎不全に対する対症療法となります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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