単純性肥満と、病気が原因の肥満を自分で見分けることはできますか?
確実な自己診断は困難ですが、急激な体重増加や特有の体調不良など「病気を疑うサイン」には気づけます。
肥満には、食べ過ぎや運動不足が原因の「単純性肥満」と、ホルモンの異常やお薬の副作用などが原因で起こる「二次性肥満(病気が原因の肥満)」があります。自分で確実に見分けることはできませんが、以下のような「病気を疑うサイン」がある場合は注意が必要です。
- スピードが不自然:生活を変えていないのに、数ヶ月で急激に体重が増えた。
- 脂肪のつき方が不自然:お腹や顔周りばかり太るのに、手足は細くなり筋力が落ちた(あざができやすい、お腹に赤紫の線がある等を含む)。
- 代謝の低下サイン:強いむくみ、極端な寒がり、便秘、強いだるさがある。
- 女性特有のサイン:体重増加に伴い、月経不順や毛深さ、ニキビが目立つようになった。
- お薬の影響:ステロイドや一部の精神安定剤などを飲み始めてから太り出した。
単純性肥満であれば年単位で徐々に体重が増えますが、上記のようなサインがある場合は、背景にクッシング症候群や甲状腺の病気などが隠れている可能性があります。原因となる病気の治療を優先する必要があるため、ダイエットを始める前に、まずは内科や内分泌代謝の専門医へご相談ください。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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