生活習慣病予防の総コレステロールの基準値を男女別に教えてください。
現在、総コレステロール値は基準として使用されていません。詳細は解説をご覧ください。
生活習慣病予防の総コレステロール値は、現在基準として使用されなくなっています。総コレステロールはNon-HDLコレステロール値を計算するために使用し、独立した判定は行わないことになりました。
日本人間ドック学会は、脂質関連の基準値として2024年4月1日より以下を適用しています。いずれも男女共通のものです。
①HDLコレステロール(mg/dL)
- 基準範囲:40以上
- 要注意:30~39
- 異常:29以下
② LDLコレステロール(mg/dL)
- 基準範囲:60~119
- 要注意:120~179
- 異常(低値):59以下
- 異常(高値):180以上
③中性脂肪(TG・トリグリセリド)(mg/dL)
- 基準範囲:30~149
- 要注意:150~499
- 異常(低値):29以下
- 異常(高値):500以上
④Non-HDLコレステロール(mg/dL)
- 基準範囲:90~149
- 要注意:150~209
- 異常(低値):89以下
- 異常(高値):210以上
これらの基準範囲は、将来の脳・心血管疾患発症の可能性を考慮して設定されています。
治療や生活習慣病について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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