新生児のRSウイルス感染症の場合、後遺症が残ることはありますか?
喘息の発症リスクが増す、などの可能性があります。
RSウイルス感染症自体が直接的に後遺症を引き起こすことはまれですが、重症化して呼吸器に大きな負担がかかった場合や、治療のために長期にわたり呼吸器を使用した場合などには、その影響が残る可能性も否定できません。
例えば、喘息を発症することがあります。
アメリカの報告では、1歳までにRSウイルスに感染した子どもは、感染しなかった子どもと比べて、5歳時点での喘息発症リスクが高いことが示されています。
特に6ヶ月未満の乳児や、免疫不全などの基礎疾患がある子どもは重症化しやすいため注意が必要です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
RSウイルス感染症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ