乳幼児の場合、RSウイルス感染症で入院することはありますか?
場合によっては入院することもあります。
乳幼児がRSウイルス感染症で、入院が必要となることはあります。
特に生後6ヶ月未満の乳児や早産児、心臓・肺の基礎疾患を持つ子どもは、重症化リスクが高いとされているほか、細気管支炎や肺炎を発症した場合は、重症度に応じて入院治療が必要になることがあります。
生後1ヶ月未満の新生児は症状が非典型的で、突然の無呼吸発作から急速に悪化する可能性があるため、慎重な経過観察が行われます。
入院の判断基準として、主に以下のようなものがあります。
- ひどい咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸)によって呼吸が苦しく、酸素の投与が必要である
- 食事や飲水が難しく、脱水や低血糖の恐れがあり、点滴が必要である
- 基礎疾患や年齢から重症かリスクがあり、病院での慎重な経過観察が必要である
- 発熱の持続や呼吸症状の悪化などから、RSウイルス以外の二次感染が疑われる
RSウイルス感染症で入院した日本の1歳未満のお子さんで、入院期間は平均して1週間程度であったという報告がありますが、入院期間は重症度や入院理由によっても異なるため、一概に言えません。経過に応じて、担当医師に確認するのがよいでしょう。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
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