血友病の関節症を老後に進行させないために、どのような管理が大切ですか?
凝固因子製剤の定期的な補充療法により、関節症を予防できる可能性があります。
血友病による関節症を防ぐ目的で、血液凝固因子製剤を定期的に補充する方法があります。
小児の重症の血友病患者さんを対象とした定期補充療法の研究結果は数多く、関節症を予防できるという点から、早期の導入が推奨されています。
具体的には、重症の血友病患者さんでは、2歳未満または最初の関節出血後、定期的に凝固因子の投与を行い、長期間継続することで関節症を防止することが期待できます。
また、適切な出血予防治療を行った上でのスポーツも有用です。筋肉の発達や運動能力の強化につながり、関節障害を予防する点でも重要と考えられています。
スポーツを開始する上での適切な治療や出血リスクを防ぐ方法は、個別のケースにより異なりますので、主治医とご相談ください。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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