胸の痛みの原因となる病気には何がありますか?
内臓の病気や骨や筋肉の病気、皮膚の病気など考えられる原因はさまざまです。心因性の場合もあります。
胸の痛みの原因は極めて多岐にわたります。
何が原因となっているか考える際には、まずそれが命に関わるものか否かを見分けることが最も重要です。
命に関わる危険な疾患としては、
- 心筋梗塞
- 肺塞栓
- 大動脈解離
などが挙げられます。
これらの病気は症状が強く、これまで経験したことがないような激しい痛みが生じて、身動きも取れない状態となることも多いです。
突然死の原因となることも少なくない、非常に危険な状態です。
即座に命に関わることのない病気で、胸の痛みの原因になるものとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 心臓:心膜炎、心筋炎、狭心症
- 肺:気胸、肺炎、胸膜炎
- 消化器:胃・食道炎、逆流性食道炎、胃・食道潰瘍、消化管穿孔
- 筋骨格系:筋肉痛、骨折
- 皮膚:帯状疱疹、神経痛
- 心因性:ストレス性の胸痛、心因性胸痛
基本的にこれらは即座に命に関わる病気ではありませんが、放置すると危険な場合もあるため、異常を感じたらなるべく早く医療機関を受診しましょう。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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