間質性肺炎で痰がからむ症状はみられますか?
一般的には、間質性肺炎でみられるのは痰がからまない乾いた咳ですが、痰が絡むこともあります。
間質性肺炎では、痰がからまない乾いた咳(乾性咳嗽)がみられることが多いですが、痰がからんだ咳がみられることもあります。
- 間質性肺炎に伴う咳嗽:
間質性肺炎では、肺の線維化によって肺が硬くなり、刺激を受けやすくなるため、咳が出やすくなることがあります。咳に伴って痰が絡むことは考えられます。
- 急性悪化:
間質性肺炎の急性悪化では、肺の炎症が急激に悪化し、呼吸困難や咳嗽、発熱などの症状が現れます。この際に、痰の量が増えたり、痰が絡む症状が現れる可能性があります。
- 感染症の合併:
間質性肺炎は、免疫力が低下しやすいため、細菌やウイルスによる感染症を合併しやすくなります。肺炎などの感染症では、痰がからんだ咳、発熱などの症状が一般的です。
- 気腫合併肺線維症(CPFE):
CPFEは、肺気腫と肺線維症が合併した病態です。CPFEでは、気腫の症状として痰がからんだ咳がみられることがあります。
痰や咳が続く場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしてください。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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