逆流性食道炎は妊娠中でもなることはありますか?
はい、妊娠中でも逆流性食道炎になることがあります。
妊娠中に逆流性食道炎が発生するのは、主にホルモンの変化と腹圧の上昇によるものです。
妊娠中は、プロゲステロンと呼ばれるホルモンの分泌が増加します。このホルモンは筋肉を弛緩させる作用があり、その結果、胃と食道の間にある下部食道括約筋も緩みやすくなります。
この筋肉が緩むと、胃酸が食道に逆流しやすくなり、逆流性食道炎の症状が現れる可能性が高まります。
また、妊娠後期には子宮が大きくなり、胃を圧迫することで胃酸の逆流を引き起こしやすくなります。特に食後や横になるときに症状が悪化しやすいとされています。
妊娠中に逆流性食道炎が発生すると、胸やけ、酸味のある液体が喉に上がる感覚、胸の痛みなどの症状が現れることがあります。
妊娠中の逆流性食道炎の対策としては、食後すぐに横にならない、頭を高くして寝る、少量ずつ頻繁に食事を摂るなどの生活習慣の改善が有効です。
症状が重い場合は、医師と相談して妊娠中でも安全に使用できる薬を処方してもらうことが大切です。
逆流性食道炎の治療やオンライン診療について詳しく知りたい場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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