クッシング病の場合、主にどのような治療をしますか?
クッシング病は主に手術で治療します。必要に応じて薬物療法、放射線療法も行います。高血圧や糖尿病などの合併症の治療も重要です。
クッシング病の主な治療は、下垂体の手術です。治療について以下にまとめます。
【手術】
経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術(鼻から行う脳の手術)が第一選択の治療法です。術後は副腎機能低下により、一定期間ステロイド(グルココルチコイド)の補充が必要となります。
【薬物療法】
- ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)抑制薬:パシレオチド(保険適用)、カベルゴリン(保険適用外)、テモゾロミド(一部例に有効)
- コルチゾール抑制薬:メチラポン、オシロドロスタット、トリロスタン、ミトタン(いずれも保険適用)
【放射線療法】
手術・薬物療法で十分な治療効果が得られなかった再発例に、定位的放射線治療(病気の部分にピンポイントで放射線を当てる治療法)を実施します。
【その他】
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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