クッシング病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合、再手術や放射線治療を行いますが、コントロール不能の場合、両側副腎摘出術も検討されます。
クッシング病で薬が効かない場合の選択肢は、再手術、放射線治療、薬の変更、あるいは副腎摘出手術です。
まず、腫瘍が残っていないか、あるいは再発がないかを確認し、再手術が可能であればそれが検討されます。手術が困難な例では、定位的放射線治療(病気の部分にピンポイントで放射線を当てる治療法:ガンマナイフなど)を行い、効果が現れるまでの間は薬物療法を継続します。
単剤で効果が不十分な場合は、薬剤を切り替えるか、異なる作用を持つ薬剤を組み合わせることで、コルチゾールの正常化を目指します。それでもコントロールできない場合には、両側副腎摘出術が選択されますが、生涯にわたる副腎皮質ホルモンの補充が必要となり、Nelson症候群の発症や合併症に注意が必要です。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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