足が張るのは病気?下半身の筋肉やふくらはぎが張る

監修医師白石 達也東日本橋内科クリニック 内科

更新日
2026/10/28
公開日
2024/10/14

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下肢の浮腫で症状チェックした人の受診データ(診断名・診療科)

受診後に報告された診断名

  • 高血圧症13%
  • 糖尿病12%
  • 甲状腺機能低下症6%
  • 深部静脈血栓症5%
  • 慢性腎臓病・慢性腎不全4%
  • その他の病気ほか575種類

受診した診療科

  • 内科38%
  • 整形外科16%
  • 循環器内科16%
  • 皮膚科5%
  • その他26%

「下肢の浮腫」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。

※%は回答した人に占める割合です。診断名は複数回答のため、合計は100%になりません。

※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。

下肢の浮腫の症状でユビーを利用したユーザーの実際の受診データ(自己申告)では、受診後に報告された診断名は、高血圧症、糖尿病、甲状腺機能低下症、深部静脈血栓症など580種類に分かれ、一番多い高血圧症でも13%でした。

下肢の浮腫が気になって受診した人は、内科(38%)、整形外科(16%)、循環器内科(16%)などに分かれています。

同じ症状で症状チェックを始めても、その後の状態によって、診断名や受診する診療科は分かれます

診断名
580種類
診療科
51種類

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ふくらはぎが張る

何らかの原因で足に水分が溜まり、足全体が腫れてしまう症状です。

監修医師白石 達也内科・循環器内科 / 東日本橋内科クリニック

足のむくみとは

足のむくみとはどのような症状ですか?

何らかの原因で足に水分が溜まり、足全体が腫れてしまう症状です。

むくみは医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、血管内から周囲の皮下組織に水分が漏れ出して過剰に溜まった状態を指します。
足にむくみが生じると、指で押した時にへこみが残ったり、足がパンパンに腫れたりします。

さらに詳しく:足のむくみとはどのような症状ですか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
もっと詳しく「足のむくみ」を知る

足のむくみの原因

足のむくみの原因に、心不全の可能性はありますか?

心不全の症状の一つに足のむくみがあります。足のむくみの他に胸痛や息切れ、動悸などの症状がある際は注意が必要です。

心不全の一症状として足のむくみが出現することもあります。これは、血液を送るポンプとしての心臓の力が弱くなることで、全身の血流が悪くなってしまい、心臓に戻れなかった血液や水分が足に溜まってしまうためです。
心不全のリスクは、心臓の病気はもちろんですが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病によっても高まるため、これらの持病がある方は注意が必要です。
なお心不全の場合、足のむくみ以外にも、息切れや胸の痛み、動悸などの症状が見られることが多いです。

さらに詳しく:足のむくみの原因に、心不全の可能性はありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

片足だけむくみがある場合、どのような病気が考えられますか?

深部静脈血栓症という、足の静脈中に血栓ができる病気の可能性があります。その他、病原菌感染や炎症、リンパ浮腫などの可能性もあります。

片足のむくみを生じる可能性がある疾患としては、下記の疾患の可能性があります。

深部静脈血栓症

足の静脈の中に血栓ができてしまうことで血液の流れが悪くなり、足のむくみを引き起こす病気です。
長時間にわたって同じ姿勢でいることが原因となり、具体的には飛行機や車での長距離移動や、病気などで長い時間横になって過ごすことがきっかけとなる場合が多いです。

感染・炎症

けがや傷からの病原菌感染(蜂窩織炎)のほか、外傷による局所の炎症、接触性皮膚炎などの感染や炎症によって、片足にむくみが生じる場合があります。

リンパ浮腫

骨盤内の腫瘤(しこり)によるリンパ管の圧迫や、がんなどでお腹を手術した後の影響によって、むくみが生じることがあります。

さらに詳しく:片足だけむくみがある場合、どのような病気が考えられますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

足のむくみを引き起こす日常生活上の原因には何がありますか?

立ち仕事やデスクワーク、運転などで長時間同じ姿勢でいることのほか、塩分の摂り過ぎや運動不足などが考えられます。

日常生活においても、足のむくみを引き起こす原因はさまざまあります。代表的なものとしては、以下のようなものが考えられます。

姿勢・活動

  • 立ち仕事
  • デスクワーク・運転など長時間の同じ姿勢
  • 長距離の車や飛行機での移動

食生活・運動習慣

  • 塩分やカロリーの摂り過ぎ
  • 肥満
  • お酒の飲み過ぎ
  • 運動不足

加齢・高齢者

  • 高齢者の場合、心肺や筋力の低下による血行不良
さらに詳しく:足のむくみを引き起こす日常生活上の原因には何がありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

足のむくみの原因としてどのような病気が考えられますか?

腎臓病や腎不全、心不全や血栓、肝硬変、低栄養、下肢静脈瘤やリンパ浮腫などが考えられます。

足のむくみの原因として考えられる病気はさまざまです。足だけでなく全身がむくんでいるのか、あるいは足や腕など一部の箇所だけがむくんでいるのかによって、以下のような疾患が考えられます。

全身がむくんでいる場合

  • 腎臓の病気(急性・慢性腎不全)
  • 心臓の病気(心不全)
  • 肝臓の病気(慢性肝不全、肝硬変、低アルブミン血症)
  • ホルモンの病気(甲状腺機能低下症など)
  • 低栄養
  • 薬によるむくみ
  • はっきりした理由のみつからないむくみ

体の一部がむくんでいる場合

  • 血管性浮腫(薬剤性やアレルギー反応、遺伝性など)
  • 静脈の病気(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症)
  • リンパ浮腫(がんの治療後など)
  • 炎症を引き起こす病気(蜂窩織炎など)
さらに詳しく:足のむくみの原因としてどのような病気が考えられますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
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受診の目安・何科を受診するべきか

どの診療科を受診したらいいですか?

まずは近隣の内科やかかりつけ医の受診をおすすめします。

具体的な症状の現れ方によって、受診すべき診療科が異なってきます。
まずは緊急性の高い状態かどうか確認し、受診先を検討してください。

緊急性の高い症状がある場合

以下のような場合、救急外来か循環器内科を速やかに受診してください。

  • 突然むくみが生じ、痛みがある
  • 息苦しさや胸の苦しさがある
  • 急なむくみに伴って、足や手などの変色がある

足にけがや傷がある場合

皮膚科や外科を受診してください。

さらに詳しく:どの診療科を受診したらいいですか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
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対処法・セルフケア

食事や運動など、日常生活で気をつけることはありますか?

長時間同じ姿勢でいることや、塩分の摂り過ぎは避けましょう。適度な運動や休憩、マッサージなども大切です。

むくみの原因はさまざまですが、原因にかかわらず下記の点には注意しましょう。

姿勢

長時間同じ姿勢でい続けることはなるべく避けましょう。仕事中や車の運転中、飛行機の搭乗中など、同じ姿勢が続きやすい場面でも、適度に立って歩く、休憩をとるなどの工夫を心がけることが望ましいです。

食事や服薬

塩分やカロリーの摂り過ぎは避けるほうがよいです。
また、サプリメントや市販の漢方・生薬などを用いる際は、あらかじめ医師に確認するようにしましょう。場合によっては薬剤性のむくみを引き起こすことがあります。

運動やマッサージ

日常的に適度な運動を行うようにしましょう。
また、夕方などに足のむくみを自覚する場合は、足を挙げて過ごしたり、足全体をマッサージしたりすることも有効です。
ただし、マッサージはむくみの原因によってはかえって症状を悪化させてしまうため、症状が軽い方以外はあらかじめ医師に相談するようにしましょう。

さらに詳しく:食事や運動など、日常生活で気をつけることはありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
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足のむくみの薬

足のむくみに効果のある薬はありますか?

利尿剤などが挙げられますが、原因によっては症状が悪化する場合もあります。まずは医師に相談しましょう。

心不全によるむくみなどでは、利尿剤を用いて体内の過剰な水分を尿として排出することで、むくみの軽減効果が期待できる場合があります。
ただし、原因によっては治療効果がないどころか、むしろ状態を悪化させてしまうこともあります。
薬の使用に際しては、必ず医師の診察・指示を受けるようにしましょう。

さらに詳しく:足のむくみに効果のある薬はありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

五苓散はむくみに効果がありますか?

五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があることから、むくみを改善する効果が期待できます。

五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があることから、むくみを改善する効果が期待できます。

むくみ(浮腫)は、体内に余分な水分がたまることで生じます。
これに対し、五苓散は、体内の水分バランスを整える作用、尿の排出を促す作用などがあることから、体内の余分な水分を排出して、むくみを改善することが期待できます。

通常は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。

さらに詳しく:五苓散はむくみに効果がありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

五苓散は頭痛に効果がありますか?

五苓散は、水分の貯留やむくみが原因で起こる頭痛に効果があると報告されています。

五苓散は、水分の貯留やむくみが原因で起こる頭痛に効果があると報告されています。

五苓散は、5種類の生薬(タクシャ、チョレイ、ブクリョウ、ソウジュツ、ケイヒ)を組み合わせてひとつにした漢方薬で、体内の水分バランスを整える作用があることから、特に、水分がたまって脳がむくんだ状態になることで起こる頭痛に効果が期待できます。

また、通常は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。

さらに詳しく:五苓散は頭痛に効果がありますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
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足のむくみに関連するその他の質問

五苓散は自律神経を整えますか?

五苓散が体内の水分バランスを調整することで、全身の機能が正常化し、自律神経も整うことが期待できます。

五苓散が体内の水分バランスを調整することで、全身の機能が正常化し、自律神経も整うことが期待できます。

自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っており、これら2つがバランスを取りながら、血圧、呼吸や心拍、発汗、体温調節などの全身の機能をコントロールしています。
そのため、自律神経のバランスが乱れると、頭痛、めまい、のぼせ、動悸、下痢、むくみ、手足の冷えやしびれ、イライラ、不安感など、さまざまな不調が現れます。
これに対して、五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があります。これにより、全身の機能が正常化することで、自律神経のバランスも整い、頭痛やめまいなどの不調も改善されるものと期待できます。

このほかに、通常は、のどが渇いて尿量が少ない人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛などに用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。

さらに詳しく:五苓散は自律神経を整えますか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

五苓散の効果は何ですか?

五苓散は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛などに効果があります。

五苓散は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に効果があります。

五苓散には、体内の水分バランスを整える作用、尿の排出を促す作用、胃腸の働きを整える作用、頭痛を和らげる作用などがあり、これにより、むくみや消化不良、頭痛などの症状を改善することが期待されます。

五苓散は、以下の5種類の生薬を組み合わせてひとつにした漢方薬で、これらの成分が相互に作用して効果を発揮します。

  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 猪苓(ちょれい)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 蒼朮(そうじゅつ)
  • 桂皮(けいひ)


ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。

さらに詳しく:五苓散の効果は何ですか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

足のむくみにマッサージは有効ですか?

効果がある場合があります。ふくらはぎを中心に足全体をさすりましょう。

むくみの原因によっては、マッサージで血流を良くすることで、ある程度の症状改善が期待できることがあります。
ただし、血栓症や感染によるむくみなどの場合には、効果がないどころかむしろ病状を悪化させてしまうもあるため、症状が軽い方以外は、受診時に医師に確認することをおすすめします。

さらに詳しく:足のむくみにマッサージは有効ですか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科

足のむくみについて、どのように医師に説明したらいいですか?

いつからむくみを感じているか、痛みはあるのか、他の症状はないかなどを説明しましょう。

必要な情報を順序立てて話せることが望ましいです。
下記のような内容をお聞かせいただけると、病気をスムーズに特定する手助けになります。

  • 病気の治療歴・手術歴
  • 内服している薬やサプリの有無
  • いつから症状があるのか
  • 突然発症したのか、徐々にむくみが出現したのか
  • むくみの範囲(片足・両側・全身など)
  • 症状の変化はあるか(一日中あるのか、夕方ひどいなど一日の中で変化するか)
  • 足の痛みや胸の痛み、呼吸困難、熱などの他の症状があるか
  • 怪我はしていないか
  • むくみのきっかけとなりやすい行動はあったか(長時間の飛行機や車の搭乗、長時間の同一姿勢など)
さらに詳しく:足のむくみについて、どのように医師に説明したらいいですか?監修医師小鷹 悠二おだかクリニック 循環器内科
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この記事の監修医師

監修医師 白石 達也

白石 達也 先生

東日本橋内科クリニック 内科・循環器内科

京都大学医学部卒。田附興風会医学研究所北野病院で臨床研修、仁生社江戸川病院で循環器内科医として勤務。Ubie社での勤務を経て、東日本橋内科クリニック院長。

更新日
2026/10/28
公開日
2024/10/14