ふくらはぎが張る
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/10/14
「ふくらはぎが張る」がどの病気に関連するかAIでチェックする
ふくらはぎが張るについて「ユビー」でわかること
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「ふくらはぎが張る」はどんな症状ですか?
ふくらはぎが張るとは
「ふくらはぎが張る」に関連する症状はありますか?
「ふくらはぎが張る」のQ&A
- A.
何らかの原因で足に水分が溜まり、足全体が腫れてしまう症状です。
解説むくみは医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、血管内から周囲の皮下組織に水分が漏れ出して過剰に溜まった状態を指します。
足にむくみが生じると、指で押した時にへこみが残ったり、足がパンパンに腫れたりします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmandeep Goyal, Austin S, Cusick, Beenish S, Bhutta. Peripheral Edema. Treasure Island (FL). 2022.
- A.
五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があることから、むくみを改善する効果が期待できます。
解説五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があることから、むくみを改善する効果が期待できます。
むくみ(浮腫)は、体内に余分な水分がたまることで生じます。
これに対し、五苓散は、体内の水分バランスを整える作用、尿の排出を促す作用などがあることから、体内の余分な水分を排出して、むくみを改善することが期待できます。
通常は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るツムラ.“ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)”.ツムラ.https://medical.tsumura.co.jp/products/017/pdf/017-tenbun.pdf,(参照 2024-06-18).
緒方 裕一ほか. 予防薬として五苓散を用いた片頭痛の1症例. 日本ペインクリニック学会誌. 2020, 27, p.345-346.
玉野 雅裕ほか. 難治性高齢者心不全に対して五苓散追加投与が有効であった2症例. 日本東洋医学雑誌. 2018, 69, p.275-280.
Science of Kampo Medicine(漢方医学) Vol.35 No.2 2011,186-189 - A.
五苓散は、水分の貯留やむくみが原因で起こる頭痛に効果があると報告されています。
解説五苓散は、水分の貯留やむくみが原因で起こる頭痛に効果があると報告されています。
五苓散は、5種類の生薬(タクシャ、チョレイ、ブクリョウ、ソウジュツ、ケイヒ)を組み合わせてひとつにした漢方薬で、体内の水分バランスを整える作用があることから、特に、水分がたまって脳がむくんだ状態になることで起こる頭痛に効果が期待できます。
また、通常は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るツムラ.“ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)”.ツムラ.https://medical.tsumura.co.jp/products/017/pdf/017-tenbun.pdf,(参照 2024-06-18).
緒方 裕一ほか. 予防薬として五苓散を用いた片頭痛の1症例. 日本ペインクリニック学会誌. 2020, 27, p.345-346.
Science of Kampo Medicine(漢方医学) Vol.35 No.2 2011,186-189
原田 佳尚ほか. 慢性硬膜下血腫に対する五苓散の改善効果の漢方医学的考察. 脳神経外科と漢方. 2017, 2, p.63-69. - A.
五苓散が体内の水分バランスを調整することで、全身の機能が正常化し、自律神経も整うことが期待できます。
解説五苓散が体内の水分バランスを調整することで、全身の機能が正常化し、自律神経も整うことが期待できます。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っており、これら2つがバランスを取りながら、血圧、呼吸や心拍、発汗、体温調節などの全身の機能をコントロールしています。
そのため、自律神経のバランスが乱れると、頭痛、めまい、のぼせ、動悸、下痢、むくみ、手足の冷えやしびれ、イライラ、不安感など、さまざまな不調が現れます。
これに対して、五苓散は、体内の水分バランスを整える作用があります。これにより、全身の機能が正常化することで、自律神経のバランスも整い、頭痛やめまいなどの不調も改善されるものと期待できます。
このほかに、通常は、のどが渇いて尿量が少ない人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛などに用いられます。
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る山崎 正寿. 起立性調節障害と思われる10症例の漢方的病態とその治療. 日本東洋医学雑誌. 2021, 72, p.119-123.
Science of Kampo Medicine(漢方医学) Vol.35 No.2 2011,186-189 - A.
五苓散は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛などに効果があります。
解説五苓散は、のどが渇いて尿量が減っている人の、むくみ、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、二日酔いなどの症状に効果があります。
五苓散には、体内の水分バランスを整える作用、尿の排出を促す作用、胃腸の働きを整える作用、頭痛を和らげる作用などがあり、これにより、むくみや消化不良、頭痛などの症状を改善することが期待されます。
五苓散は、以下の5種類の生薬を組み合わせてひとつにした漢方薬で、これらの成分が相互に作用して効果を発揮します。- 沢瀉(たくしゃ)
- 猪苓(ちょれい)
- 茯苓(ぶくりょう)
- 蒼朮(そうじゅつ)
- 桂皮(けいひ)
ただし、患者さんの症状や体質によって効果は異なるため、使用する際は医師や薬剤師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るツムラ.“ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)”.ツムラ.https://medical.tsumura.co.jp/products/017/pdf/017-tenbun.pdf,(参照 2024-06-18).
くすりのしおり.“ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)”.くすりのしおり.https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7941,(参照 2024-06-18).
緒方 裕一ほか. 予防薬として五苓散を用いた片頭痛の1症例. 日本ペインクリニック学会誌. 2020, 27, p.345-346.
玉野 雅裕ほか. 難治性高齢者心不全に対して五苓散追加投与が有効であった2症例. 日本東洋医学雑誌. 2018, 69, p.275-280. - A.
利尿剤などが挙げられますが、原因によっては症状が悪化する場合もあります。まずは医師に相談しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心不全によるむくみなどでは、利尿剤を用いて体内の過剰な水分を尿として排出することで、むくみの軽減効果が期待できる場合があります。
ただし、原因によっては治療効果がないどころか、むしろ状態を悪化させてしまうこともあります。
薬の使用に際しては、必ず医師の診察・指示を受けるようにしましょう。 - A.
効果がある場合があります。ふくらはぎを中心に足全体をさすりましょう。
解説むくみの原因によっては、マッサージで血流を良くすることで、ある程度の症状改善が期待できることがあります。
ただし、血栓症や感染によるむくみなどの場合には、効果がないどころかむしろ病状を悪化させてしまうもあるため、症状が軽い方以外は、受診時に医師に確認することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る伊藤 正明 他.肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版). 合同研究班,2018.
孟 真. 慢性下肢静脈不全とその治療. HEART’s Selection(今日の静脈疾患診療). 2016, 48, p. 275-280. - A.
長時間同じ姿勢でいることや、塩分の摂り過ぎは避けましょう。適度な運動や休憩、マッサージなども大切です。
解説むくみの原因はさまざまですが、原因にかかわらず下記の点には注意しましょう。
姿勢
長時間同じ姿勢でい続けることはなるべく避けましょう。仕事中や車の運転中、飛行機の搭乗中など、同じ姿勢が続きやすい場面でも、適度に立って歩く、休憩をとるなどの工夫を心がけることが望ましいです。
食事や服薬
塩分やカロリーの摂り過ぎは避けるほうがよいです。
また、サプリメントや市販の漢方・生薬などを用いる際は、あらかじめ医師に確認するようにしましょう。場合によっては薬剤性のむくみを引き起こすことがあります。運動やマッサージ
日常的に適度な運動を行うようにしましょう。
また、夕方などに足のむくみを自覚する場合は、足を挙げて過ごしたり、足全体をマッサージしたりすることも有効です。
ただし、マッサージはむくみの原因によってはかえって症状を悪化させてしまうため、症状が軽い方以外はあらかじめ医師に相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRichard H Sterns. “Pathophysiology and etiology of edema in adults”. UpToDate.(参照 2023-01-23).
日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会.臨床検査のガイドライン JSLM2018. 一般社団法人 日本臨床検査学会,2018.
伊藤 正明 他.肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版). 合同研究班,2018.
孟 真. 慢性下肢静脈不全とその治療. HEART’s Selection(今日の静脈疾患診療). 2016, 48, p. 275-280. - A.
まずは近隣の内科やかかりつけ医の受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る具体的な症状の現れ方によって、受診すべき診療科が異なってきます。
まずは緊急性の高い状態かどうか確認し、受診先を検討してください。緊急性の高い症状がある場合
以下のような場合、救急外来か循環器内科を速やかに受診してください。
- 突然むくみが生じ、痛みがある
- 息苦しさや胸の苦しさがある
- 急なむくみに伴って、足や手などの変色がある
足にけがや傷がある場合
皮膚科や外科を受診してください。
- A.
いつからむくみを感じているか、痛みはあるのか、他の症状はないかなどを説明しましょう。
解説必要な情報を順序立てて話せることが望ましいです。
下記のような内容をお聞かせいただけると、病気をスムーズに特定する手助けになります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRichard H Sterns. “Pathophysiology and etiology of edema in adults”. UpToDate.(参照 2023-01-23).
日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会.臨床検査のガイドライン JSLM2018. 一般社団法人 日本臨床検査学会,2018. - A.
突然むくみが生じた場合や、強い胸痛や呼吸苦を伴う際には、速やかな受診か救急要請が必要です。
解説速やかな受診もしくは救急要請が必要な場合
下記のような症状が見られる場合、緊急性が高い状況にあると考えられます。夜間や休日であっても、速やかな受診を検討してください。救急要請も選択肢となります。
緊急ではないものの受診が勧められる場合
以下のような場合には、緊急性は高くはないと考えられますが、なるべく受診することをお勧めします。
- 徐々に足のむくみが強くなっている
- 足以外の部位にもむくみがある
- 体重増加や息切れなど、むくみ以外にも自覚症状がある
- 他の病気の治療をしている
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会.臨床検査のガイドライン JSLM2018. 一般社団法人 日本臨床検査学会,2018.
Richard H Sterns. “Pathophysiology and etiology of edema in adults”. UpToDate.(参照 2023-01-23). - A.
深部静脈血栓症という、足の静脈中に血栓ができる病気の可能性があります。その他、病原菌感染や炎症、リンパ浮腫などの可能性もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る片足のむくみを生じる可能性がある疾患としては、下記の疾患の可能性があります。
深部静脈血栓症
足の静脈の中に血栓ができてしまうことで血液の流れが悪くなり、足のむくみを引き起こす病気です。
長時間にわたって同じ姿勢でいることが原因となり、具体的には飛行機や車での長距離移動や、病気などで長い時間横になって過ごすことがきっかけとなる場合が多いです。感染・炎症
けがや傷からの病原菌感染(蜂窩織炎)のほか、外傷による局所の炎症、接触性皮膚炎などの感染や炎症によって、片足にむくみが生じる場合があります。
リンパ浮腫
骨盤内の腫瘤(しこり)によるリンパ管の圧迫や、がんなどでお腹を手術した後の影響によって、むくみが生じることがあります。
- A.
立ち仕事やデスクワーク、運転などで長時間同じ姿勢でいることのほか、塩分の摂り過ぎや運動不足などが考えられます。
解説日常生活においても、足のむくみを引き起こす原因はさまざまあります。代表的なものとしては、以下のようなものが考えられます。
姿勢・活動
- 立ち仕事
- デスクワーク・運転など長時間の同じ姿勢
- 長距離の車や飛行機での移動
食生活・運動習慣
- 塩分やカロリーの摂り過ぎ
- 肥満
- お酒の飲み過ぎ
- 運動不足
加齢・高齢者
- 高齢者の場合、心肺や筋力の低下による血行不良
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRichard H Sterns. “Pathophysiology and etiology of edema in adults”. UpToDate.(参照 2023-01-23).
日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会.臨床検査のガイドライン JSLM2018. 一般社団法人 日本臨床検査学会,2018. - A.
腎臓病や腎不全、心不全や血栓、肝硬変、低栄養、下肢静脈瘤やリンパ浮腫などが考えられます。
解説足のむくみの原因として考えられる病気はさまざまです。足だけでなく全身がむくんでいるのか、あるいは足や腕など一部の箇所だけがむくんでいるのかによって、以下のような疾患が考えられます。
全身がむくんでいる場合
- 腎臓の病気(急性・慢性腎不全)
- 心臓の病気(心不全)
- 肝臓の病気(慢性肝不全、肝硬変、低アルブミン血症)
- ホルモンの病気(甲状腺機能低下症など)
- 低栄養
- 薬によるむくみ
- はっきりした理由のみつからないむくみ
体の一部がむくんでいる場合
- 血管性浮腫(薬剤性やアレルギー反応、遺伝性など)
- 静脈の病気(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症)
- リンパ浮腫(がんの治療後など)
- 炎症を引き起こす病気(蜂窩織炎など)
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会.臨床検査のガイドライン JSLM2018. 一般社団法人 日本臨床検査学会,2018.
Amandeep Goyal, Austin S, Cusick, Beenish S, Bhutta. Peripheral Edema. Treasure Island (FL). 2022.
ふくらはぎが張るはどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 循環器内科