足の裏が黄色い
監修医師吉岡 藍子消化器内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2025/05/20
概要
足の裏が黄色く見える場合、にんじんやかぼちゃなどカロテンを多く含む食品の摂りすぎによる柑皮症が最も多い原因です。白目や皮膚全体が黄色くなっている場合は黄疸の可能性があるため、早めに内科への相談をご検討ください。
黄疸とは
「黄疸」とは何ですか?
細胞の中に含まれるビリルビンという物質がうまく処理されずに体の中に溜まってしまい、皮膚や尿などが黄色くなる状態です。
ビリルビンは肝臓で処理されて、胆汁の中に排泄されます。食べ物を消化する時にその胆汁が腸の中に流れ込み、便に混ざって排出されます。
下記のようなことが起こることでビリルビンが体内に残ってしまうと、血液中や尿中に移行し、体が黄色くなったり尿の色が濃くなったりします。
- 肝臓の病気で肝臓の働きが低下してビリルビンの処理ができなくなる
- ビリルビンが含まれる胆汁の流れがうまくいかなくなる
- ビリルビン自体が増えて処理が追いつかなくなる
黄疸の原因
黄疸の原因として、何が考えられますか?
肝臓や胆管・膵臓などの病気が原因となる場合が多いです。血液の病気でも黄疸になることがあります。
黄疸の原因は主に以下が考えられます。
肝臓の働きが低下する病気
肝炎や肝硬変、肝がんといった肝臓の病気が原因で肝臓の働きが低下することで、黄疸をきたします。
胆管の流れを悪くする病気
肝臓から腸の中に胆汁を出す胆管という通り道が狭くなったり塞がれたりすると、胆汁が排出されず、ビリルビンが体内に留まり黄疸になります。
下記のような胆管や膵臓の病気が関係します。
- 胆管結石
- 胆管がん
- 膵臓がん
血液の病気
ビリルビンは血液の中の赤血球に含まれるヘモグロビンの分解物なので、溶血という赤血球が壊れる状態でもビリルビンが増えて黄疸になります。溶血はある種の貧血など血液の病気で起こることが多いです。
検査・診断
黄疸のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
以下でひとつでも当てはまるものがあれば黄疸を疑います。
- 白目が黄色い
- 皮膚が黄色い(手のひらや足の裏以外も)
- 尿の色がオレンジ色、褐色、茶色など濃くなった
- 便の色が黄土色〜白っぽいなど薄くなった
また、症状検索エンジン「ユビー」で無料で症状チェックをすることで、関連する病気やお近くの医療機関検索をすることが可能です。
黄疸に関連するその他の質問
黄疸になるとどのような変化がありますか?
皮膚や白目が黄色くなる、尿が濃い黄色になるなどの変化があります。
黄疸になると、以下のような見た目や症状の変化があります。
- 皮膚や白目が黄色くなる
- 尿が濃い黄色になる
- 便が白っぽくなる
- 全身に痒みが出る
皮膚や白目が黄色くなる
日本人は黄色人種なので皮膚の色は気づきにくいことが多く、徐々に黄疸になる場合は特にわかりにくいです。白目がはっきりと黄色くなって気がつくことが多いです。
尿が濃い黄色になる
尿の黄色味が濃く、オレンジ色や茶褐色に近い色になったりします。
便が白っぽくなる
本来、便の中に多く含まれるビリルビンが少なくなると茶色が薄くなり、白っぽい便になることもあります。
全身に痒みが出る
黄疸が進んでいくと、ビリルビンが皮膚に蓄積することで全身に痒みが出ることがあります。
新生児に黄疸があるのは病気ですか?
新生児に現れる黄疸は自然なもので、病気ではありません。生後2〜3日目に現れた後、1週間以内に消失することがほとんどです。
生まれる前は胎盤を通して母体で処理してもらっていたビリルビンを、生まれた後は自分で処理しなければならないので、処理が追いつかず黄疸が出てきます。
多くの新生児は1週間程度でうまく処理できるようになっていきますが、個人差があるので黄疸が長引くような場合は、ビリルビンを排泄しやすくするために「光療法」という治療を行う場合もあります。
また、稀ですがさらに重症な場合は「核黄疸」といってビリルビンが神経を障害してしまう病気になることもあります。核黄疸は早産児で見られることがあると言われています。
黄疸に関連する病気・症状
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この記事の監修医師
吉岡 藍子
消化器内科・内科
消化器内科医の吉岡藍子と申します。 これまで大学病院や市中病院、健診センターでの内視鏡業務などを通して、消化器領域を幅広く経験してまいりました。 診療の現場では、専門的な用語や複雑な病状の説明に、患者様が戸惑いや不安を感じる場面に何度も出会いました。医療機関で提供される膨大な情報を前に、混乱されてしまう方も少なくありません。そこで、ご自身の病気や体、そして健康について、一人でも多くの方が正しく理解できる環境を作りたいという想いから、ユビーの活動に参加させていただいております。皆様が正しい医学知識に普段から触れ、安心してご自身の健康と向き合えるよう、分かりやすい情報提供に努めてまいります。 【経歴】 新潟大学医学部卒。 新潟県内外の市中病院、大学病院で勤務。 新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野にて博士取得。 2022年からユビーに入社し、横浜市で健診内視鏡診療を兼務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2025/05/20