妊娠糖尿病が胎児に与える影響を教えてください。
巨大児、出生後の低血糖、呼吸障害のリスクが高まります。また、将来的に肥満や糖尿病になりやすい体質になる可能性も指摘されています。
妊娠糖尿病によって、お母さんの血糖値が高い状態が続くと、その糖は胎盤を通じてお腹の赤ちゃんにも過剰に供給されます。これが胎児にさまざまな影響を与えます。
巨大児とそれに伴う出産のリスク
赤ちゃんは過剰な糖を処理するために、自分の膵臓からインスリンをたくさん分泌します。インスリンには成長を促進する働きがあるため、赤ちゃんが必要以上に大きく育ってしまう「巨大児(出生体重4,000g以上)」になるリスクが高まります。巨大児になると、出産時に赤ちゃんの肩が引っかかって出てこられない「肩甲難産」や、分娩が困難になることによる帝王切開のリスクが増加します。
出生直後の新生児低血糖
お腹の中にいる間、高インスリン状態に慣れていた赤ちゃんは、生まれたあともお母さんからの糖の供給が断たれたにもかかわらず、インスリンを過剰に分泌し続けてしまいます。その結果、血糖値が急激に下がり、けいれんや哺乳困難などを引き起こす「新生児低血糖」になることがあります。
その他のリスク
高インスリン状態は、赤ちゃんの肺の成熟を遅らせることがあり、「呼吸窮迫症候群」のリスクを高めます。また、黄疸が強く出たり、心臓が一時的に大きくなる(心肥大)こともあります。
将来の健康への影響
お腹の中で高血糖の環境にいた赤ちゃんは、将来的に肥満や2型糖尿病を発症するリスクが高くなることが研究で示されています。
これらのリスクは、妊娠中に適切な血糖コントロールを行うことで大幅に減らすことができます。
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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