妊娠糖尿病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか？

妊娠糖尿病が疑われる場合、まず相談・受診すべき診療科は、妊婦健診で通院している産婦人科です。

妊娠糖尿病の診断や管理は、妊娠の経過や赤ちゃんの状態と密接に関わるため、産婦人科医が中心となって診療を進めるのが一般的です。妊婦健診で行われる血糖スクリーニング検査で異常が見つかった場合、産婦人科でブドウ糖負荷試験（OGTT）などの精密検査を行い、診断を確定させます。

診断が確定したあとは、産婦人科医の管理のもと、まずは食事療法や運動療法を開始します。もし、食事療法や運動療法だけでは血糖値のコントロールが難しい場合や、インスリン注射が必要になった場合には、産婦人科医が糖尿病内科や内分泌・代謝内科といった専門の診療科と連携します。これらの専門科では、より専門的な血糖管理やインスリン量の調整などを行います。

したがって、妊婦さんご自身が最初にどこへ行くべきか迷う必要はありません。まずはかかりつけの産婦人科医に相談し、その指示に従うことが最も適切な対応となります。