再生不良性貧血の人で点状出血がみられる場合、疲れが原因ですか?
再生不良性貧血の点状出血は、血小板減少によるもので、疲れが直接の原因ではありません。
再生不良性貧血は、骨髄にある造血幹細胞と呼ばれる細胞が長い間減り続けて起こる病気です。造血幹細胞は、血液中の白血球、赤血球、血小板の起源となる細胞です。
そのため、この病気は、白血球、赤血球、血小板といった血液の中のすべての細胞が減ってしまう「汎血球減少」を特徴としており、特に血小板の減少は出血に関係する症状(出血傾向)の原因になります。
具体的には皮膚や粘膜に点状出血や紫斑(紫色のあざ)が現れることがあり、ほかにも歯肉出血、鼻出血、脳内出血などがみられます。
疲れは再生不良性貧血の症状の一部として現れることがありますが、点状出血を伴う場合、疲れや他の要因ではなく、血小板の減少が主な原因であると考えられます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
R.A. Brodsky, et al. Lancet. 2005, 365(9471), 1647-1656.
再生不良性貧血の診断基準と診療の参照ガイド改訂版作成のためのワーキンググループ.“再生不良性貧血診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版”.特発性造血障害に関する調査研究班.http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/AA_final20230801.pdf,(参照 2025-03-24).
中尾眞二.再生不良性貧血 | 症状、診断・治療方針まで.今日の臨床サポート,https://clinicalsup.jp/jpoc/contentpage.aspx?diseaseid=337(参照 2025-03-24)
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