再生不良性貧血で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬物療法だけでは良好な経過が得られない場合、骨髄移植が行われる場合があります。
薬物療法だけでは良好な経過が得られない場合や、重症例の場合には骨髄を中心とした造血幹細胞移植が行われる場合があります。
造血幹細胞移植は、患者さんの骨髄中の造血幹細胞を、他の人の正常な骨髄などから得られる造血幹細胞で置き換える治療法です。HLAという白血球の型を指標に、兄弟姉妹、もしくは骨髄バンクや臍帯血バンクの提供者(ドナー)から造血幹細胞の提供を受け、移植します。移植を行う際には、薬物療法や放射線治療が組み合わせて行われます。
もしくは、薬剤の併用や変更が効果を発揮する可能性もあります。
治療法は、状態や治療経過などに応じて最適な計画が立てられます。気になる点や不安な点がある場合は、担当医にご相談ください。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
再生不良性貧血
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「再生不良性貧血」とはどのような病気ですか?
血液中の白血球、赤血球、血小板が減少する病気であり、骨髄でこれら血球が作られないことがその原因です。
再生不良性貧血の原因は何がありますか?
骨髄の中の血球の基になる細胞(造血幹細胞)が障害を受けて、減少することが原因です。
再生不良性貧血ではどのような症状がありますか?
息切れ、動悸、青あざや鼻血などが起こります。また、感染しやすくなり発熱することもあります。
再生不良性貧血には初期症状はありますか?
主な症状は、息切れ、動悸、青あざや鼻血などですが、無症状の場合もあります。
再生不良性貧血の場合、主にどのような治療をしますか?
輸血などの支持療法や、造血を回復させるための薬物治療などがあります。
再生不良性貧血が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科、血液腫瘍内科を受診してください。
再生不良性貧血が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
健診で赤血球・白血球・血小板の減少を指摘されたり、貧血や出血傾向がある場合は受診を検討してください。
再生不良性貧血のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
再生不良性貧血は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
造血を回復させるための薬物治療があります。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。