夜尿症の原因は何がありますか?
原因として、夜間の尿量増加や、膀胱機能の異常、睡眠障害が挙げられます。
夜尿症(やにょうしょう)の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いです。治療を適切に進めるためには、どの要因が主原因となっているかを特定することが重要です。
主な原因・メカニズムとしては、次の3つが挙げられます。
夜間に尿が多く作られる(夜間多尿)
体内の水分を調節するホルモン(抗利尿ホルモン)の夜間の分泌リズムが未熟なこと(特に小児の夜尿症の一部)や、塩分の摂り過ぎ、水分の摂り過ぎが原因となることがあります。また、心臓や腎臓の病気などの全身性の病気も、夜間の尿量を増やす原因となります。
膀胱に尿をためる機能の異常(膀胱蓄尿障害)
膀胱が過敏になり、少量しかためられなくなる過活動膀胱や膀胱炎、もともと膀胱が小さいことなどがあります。特に、お子さんの場合は、便秘による刺激など、便秘が大きく関わっていることも多いです。
睡眠に関する問題
不眠症や睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に呼吸が止まる病気)など、睡眠の質が低下することで夜間の尿量が一時的に増える可能性があります。逆に、睡眠の質が低下して、起こしても目が覚めにくい睡眠になっていることがあるとも報告されています。
上記とは別に発達の遅れや、遺伝的な要因も夜尿症の原因になるという報告もあります。なかなかお子さんから言い出しにくい場合も多いです。気になる場合は泌尿器科で相談しましょう。
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(参考文献)
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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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