呼気NO検査ではどのような機械を使いますか?

呼気中に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を、簡便に測定できるように設計されている専用装置です。

解説

呼気NO検査に使われる主な機械は、呼気中に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を簡単かつ短時間で測定できるように設計されている専用装置です。

大きく分けて2つのタイプがあり、ひとつは「化学発光法」を用いた据え置き型の装置です。これは非常に高い精度と感度で、呼気中の一酸化窒素(NO)を測定します。呼気中のNOとオゾンを反応させて発生する光(化学発光)を特殊なセンサーで感知し、その光の強さからNOの濃度を測定します。検査機器本体だけでなく解析ソフトや周辺機器も必要で、主に研究や病院の専門的な検査に使われるものです。

もうひとつは「イオン電極法(電気化学法)」を使った携帯型の装置です。NOにより発生する電流の大きさを測定して、濃度を測定します。精度はやや化学発光法に劣りますが、クリニックや病院で広く使われており、保険適用となっています。機械が小型で扱いやすく、手軽に測定できるのが特徴です。最新の機器は、持ち運びしやすいハンドヘルド型や据え置き型があり、どちらも高精度なセンサーを搭載しています。

一般的に使われるイオン電極法(電気化学法)を用いた装置では、いずれも画面に従って患者さん自身も正しく検査できるような工夫がなされています。呼気中のNO以外が混じらないよう、専用のフィルターを通して吸気を行い、その後一定条件で呼気を吹き込んで測定し、結果は1分ほどで得られる検査です。

公開日

最終更新日

株式会社BearMedi 臨床検査技師

佐々木 祐子 監修

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